おとなしく。

咳が止まらないので病院へ。保険証を出したら有効期限切れであることを指摘される。一昨年の保険料未納で、再三保険証が無効になる警告のお手紙をいただいていたのだが、一切無視していたのでそういうことになったのであろうと仕方なく実費を払う。病院でも実費。薬屋でも実費。た、高い。
これはいかんだろうということでその足で区役所に出向く。「申し訳ございませんでした。国家さまにお支払いすべき保険料を私は滞納しておりました。しかしながら私の収入は非常に少なく、一気にそれをお支払いする財力はございませんので二年間くらいかけて分納するというようなことをお許しいただいて、保険証を再発行しては頂けないでしょうか。」と、窓口に申告に行くと「保険証の更新はされていますよ」とのこと。「書留でお送りして戻って来た履歴がないので届いているはずなんですが。」と。
ヤバい。多分オレは受け取っているのだ。なんとなく記憶が蘇って来たりする。それでもないものはないので「紛失」として再発行の処理をしてもらった。情けないことよ。再発行してもらった保険証をもって再度病院と薬局へ。7割の金額が戻って来た。良かった。
そういうわけでバタバタしてしまったが、なんせ咳が止まらないので一日安静にすることにした。


こういう時は音楽を聴くに限る。主にジャーマン系を。シュルツェとかアジテーション・フリーとかグルグルとか。それにしても20歳くらいの時にグルグルを聴いた時はすごく驚いた。音が全然違う、と思った。最初に聴いたのは2枚組の『DER ELEKTROLURCH』だったんだけど、硬質で独特のスカスカ感とかロックンロールメドレーとかボ・ディドリーとか、内ジャケには全裸のマニさんだし、ワケがわからないながらフルヴォリウムで何度も聴いたことを思い出す。その次が『ヒンテン』で、とどめはやっぱ『カングル』の裏ジャケのマニさんでしょう。グルグルはやっぱ特殊ですね。後年になってやっぱりこういうアホアホな中に真実は隠れている、とすら思える。久しぶりにグルグルを聴いて感慨に耽ってしまった。