連休も終り。

病院に行ってクスリをもらって飲んでいるものの、いっこうに良くなる気配もなく、更にヨメに移してしまい、ふたりして咳をして昼も夜も非常にやかましい、といった6日〜8日の三日間であったが、今回の風邪の菌はずいぶん丈夫である。熱が出ないのがまだ救いなのだが咳がなかなか引かない。私は大分良くはなったが現在ヨメが夜中の咳でオレまで不眠症の被害に遭っている。おかげで睡眠がなかなか不安定であり、電車に乗って座ろうものならすぐにコテっと眠りこけてしまう。皆さんも風邪には十分注意してお過ごし下さい。
さて、治りかけでいったライブは二本。
9日(土)の新宿ピットイン、藤井郷子・田村夏樹の「CD4タイトル一挙同時リリース/4バンド一挙同日ライブ」。それから10日(日)の入谷なってるハウス、井野信義、今井和雄デュオ。
9日の藤井さん、田村さんのは全セット見たかったのだが、まだ風邪が完治せず人ごみの中にいるのも辛いので「ファースト・ミーティング」のみ。藤井郷子、田村夏樹、ケリー・チュルコ、山本達久というカルテットに特別ゲストでネスル・クラインが加わるというセットだ。ネルス・クラインは前から注目していたギタリストで是非ライブで見てみたいというのもあり期待していたのだが、ネルスさんのプレイはちょっと期待にそぐわなかった、というか意外性がなかった、というかカルテットに溶け込みすぎていた、というか小さな音に気を遣わなさすぎというか、総合的にフツーのフリー・インプロです。な感じでちょっと残念だったが、オリジナル・カルテットの一人一人のプレイは実に面白かった。ネルスさんはそもそも曲を構成して演奏するタイプの人なんだろうなと勝手に思った。
10日の井野・今井デュオのファーストセットの白眉はオーネットの「WRU」。しかしその曲の途中にポータブルのビデオの電池が切れた。セカンドセットの白眉はC.ヘイデンの「Song for Che〜Ellen David」。17分に及ぶ二人の演奏は小便がチビリそうになるくらい美しく、素晴らしかった。ビールを呑んでいたので小便がチビリそうになったというのもあるが、たとえ小便がちびっても私はこの演奏を最後まで聴いていたことだろう。したがってまたYouTubeに上げることにした。二つに分けてアップしたが、一度見始めたら 2/2も、終いまで全てお聴き下さい。ここには1/2のみ貼付けておきます。続きは是非YouTubeで。"Nobuyoshi Ino"もしくは"Kazuo Imai"の検索で出てきます。

という感じでアップしたのですが井野さんからメールがあり、いろいろ事故の多い演奏だったので次回にしくれとのことだったので、さっそく削除しました。哀れ昨日の演奏の動画! 私一人で楽しむことにします。見れた方はラッキー。5時間ほどの運命でした。