土日はヒガシ東京(秋葉・入谷)。

土曜日は京都からF.M.N.の石橋さんが秋葉のENSEMBLES展示を見に来て、その前に時間に余裕があったので二人でコーヒーでも飲みながら、また情報交換など。二人とも仕入れたネタをすでに相手に言ったことを忘れている、というかもはや誰に言ったんだか思い出せないのだ。各々新たなネタだと思い込んでいるのだが、実はお互いに知っていたりする。そういう話がまぁ約半分。もうオッサンというよりそれじゃじいさんだ。まったりしてて実にいいなあと思う。石橋さんとは久しぶりに会ってもつい先日会ったような錯覚に陥るのだ。オレが年を取ったのか、石橋さんの存在感が強烈すぎるのか...。その後せっかく秋葉まで来たので石橋さんともう一度展示を観に行った。だいぶ変わってたな。台風にめげず頑張った装置くんたちは相変わらず各々小さな音を発していた。3日はクロージングのライブです。


日曜日の日中は仕事(というのか何なのか、最近では公私混同甚だしく何が仕事で何がプライベートなのか分らなくなってる)で、高円寺〜新宿で各々用事を済ませて、夜は入谷なってるハウスにblacksheepを観に行く。
新曲をじゃんじゃん作って演奏している。吉田隆一の曲はおおよそバリトントロンボーンの音圧 vs ピアノの拮抗という構成で作られている。3人の各々がリズム隊も兼ねている。ここにリズム楽器が入ると全く違うことになってしまうのである。その危うい感じがすごくいい。一件奇麗にまとまっているようだが、実は危ういのだ。危うくなくなってしまうとこれまた全く違うことになってしまう。blacksheepは常にアクロバットで綱渡りをしているような緊張感に満ちているのはそのためだ。自らそれを課しているとも思えたのは「切り取られた空...」のスガダイローのミニマル・ミュージックのごとき単音連打の演奏。一曲目のこれが、素晴らしかった。後藤くんのソロもすごく良くなってますね。最後の新曲も実にオレ好みでいいッス。
いいライブでした。いかんせんやはり集客が問題点か。ま、天気も悪かったし日曜日なのもあってそれはしょうがないでしょう。なってるハウスくらいの大きさのNYのヴェニューであれば「イェーイ」とか「ヒュー」(口笛)とかの嵐でしょう。日々精進してください。私も日々精進しようと思います。精進料理とか食べて。


やはりヒガシ東京の方が私は好きです。イーストサイドオブトキオ。なんか落ち着く。渋谷とか新宿とかの人ごみが、最近は本当に苦手になってきました。せっかちなのかもしれないが、自分のペースで歩けないのが最もイヤ。