PUNKの帽子。

ワイドショーを見ていたら、件の高相被告(だんな)が警察署から出てきた時に被っていたキャップにおおきく「PUNK」の文字が入っていた。PUNKか...。
PUNKというと私の中ではジョニー・ロットンのヴォーカルとブライアン・ジェイムスのギターとジャン・ジャック・バーネルのベースなのであった(と、むかーし、ロッキン・オンか何かにそのような意見が出てたかも知れなくて、その受け売りをあたかも自分の意見の如く語っているかも知れなくて、この辺、定かじゃないのですが、仮にその意見がどこかの雑誌に掲載されていたとしたら、私はそれに激しく同意したのであります。本当に記憶がない)。後にまだまだ面白いNo New Yorkの連中やWireやPop GroupやThis Heatを知ることになるのだけれど、とにかく初期は上記3名が私のパンクのオリジナル・イメージなのである。思想的・精神的にということではなく、音としてですけど。思想的・精神的に語るとややこしくなるので語りませんが、当時はまぁとにかくジャン・ジャックのベースというのはホントにハマりましてですね、ストラングラーズ初来日は借金をしてでも行くべきであったと今でも後悔しています。ジョニー・ロットンジョン・ライドンと名前を変えてP.I.L.になっても「アナリサ」のヴォーカルなんかは今でも好きです。ブライアン・ジェイムスに関しては特に言うことなし。「ニ・ニ・ニ」とか「ニュー・ローズ」とか「シー・ハー・トゥナイト」とか、めっちゃカッコいいもんなー。この荒々しさがパンクなんだと当時は思っていたけど、今もその感想にさほどの変更はない。
そのころから30年以上が経過した。今思い起こしてみるとその頃の数年間は自身の中でものすごく歴史が動いており、たった数年間なのに何十年もが経過したように様々な音を聴いていて、そのどれもがいちいち新鮮だったのだ。なんというか単なる時間の経過じゃなくてその時期だけすごく時間が延長されている気になるのだ。
以上PUNKに関しての思い出話でした。


それにしても高相さん(嫁)、頑張ってほしい。別にいいじゃんか、あんなにまで過剰に責め立てなくても。個人的に楽しむことに関して外部からとやかく言う筋合いではないわけで、個人の判断というのはそれほどまでに尊重されないものなのですかね。最近のかような過剰報道に、まるで小学生のイジメのようなメンタリティを感じるのは私だけでしょうか。とにかく弱い立場になった者を徹底的に叩く。本来マスメディアというのは権力への対抗勢力じゃなければならないのが筋なのでは?
あと、あの臨床心理学とやらで、この件に関してホイホイワイドショーに出てくるナントカというメガネをかけた学者(?)。ほとんど出ずっぱりな感じですが、ものすごく胡散臭い。こういうお調子者がいるから心理学関係を私は「学問」と認められないわけですよ。心理学を専攻している方には大変申し訳ないが。といっても真剣に心理学を研究なさっている方もあの胡散臭いナントカという学者は迷惑なことでしょう。
ま、とにかくね、高相さん(だんなも嫁も)もうんざりでしょうね。私は応援してますよ。どのように応援していいかよく分りゃしませんが。
というかよくニュースとかワイドショーを見てるなあオレも、という自虐的な話題でした。