テレ・ヴィジョン。

といってもN.Y.のトム・ヴァーレインテレヴィジョンじゃなくてですね、うちのテレヴィジョンが、壊れた、ついに。
実はオレもそうだし配偶者もそうなんだけど、TVにタイマーをかけて目覚まし時計がわりに使用しているのである。何故かというと目覚まし時計のジリリーンとかピピピピとか単調な音ではもはや起きることができない。音楽でもダメでした。音楽の種類によるかというとそうでもなくて、朝からノイズミュージックとかパンクとかうるさいのをかけても、かえって心地よい睡眠を促してくれるのだった。脳内で意味付けがしやすいような音が一番目覚める。つまりしゃべり、とか言葉とかへの反応で目覚めやすいということを自ら発見したのだった。これは私の発見で、私が会社勤めの時は毎日これで起きており、ほぼ遅刻なし。今は私は何時に起きてもいい状態になったけど、配偶者も私の発見に賛同し、テレヴィジョンの音で毎日起きている。私が起きるのはそのだいぶ後。
ところが今朝は壊れて音も映像も出なかったため配偶者も爆睡し会社に遅刻した。
オレはテレビがないと困る。目覚ましはもはやどうでもいいけどワイドショーが見れないではないか。ワイドショーが見れないのは、全く困る。
殺人事件とか、猟奇犯罪とか、税金の無駄遣いとか、誰それの結婚・離婚とか、ゴミ屋敷のオッサンとか、誹謗中傷とか、10歳の天才演歌歌手とか、ハニカミ王子ガッツポーズとか、天気予報とか、料理レシピとか、そういったカオティックな情報を渾然一体と垂れ流してくれるワイドショーを見ないと、なにか生き甲斐を失った気にすらなる。
来年、TV放送はデジタル化されるらしいので、いい機会なのかな。それにしても、さっきネットで調べたけど、高いよなー。でもその高い金を払って購入してまでもオレはワイドショーが見たい。そして将来なりたい職業欄には是非「ワイドショーのコメンテーター」と書きたいのだ。
もう、買うしかないか...。