記憶力。

連日ライブに足を運んでおるわけですが、ちょっとだけお仕事も絡んでいたりするわけで、この三日間、ちょっと疲れました。
3日(火)北里義之『サウンド・アナトミア』出版記念ライブ@新宿ピットイン/吉増剛造(朗読)、吉田アミ(vo)、大友良英(g)、SachikoM(sinewave)、巻上公一(vo)、中村としまる(no-input mixingboard)、北里義之(トーク)、大谷能生トーク
かえるさんの「ラジオ沼」が的確な評を。続編が楽しみです。
http://12kai.cocolog-nifty.com/gesture/files/numa362.mp3
4日(水)梅津和時こまっちゃクレズマ/山田晃士&流浪の朝謡@下北440
moonlightdriveさんの評。存じませんがどこかのライブでお会いしているでしょう,多分。
http://moonlightdrive.at.webry.info/200806/article_1.html
5日(金)KIRIHITO/フリクション/THE 日本脳炎@新大久保アースダム
鈴木さんのフリクション評です。鈴木さんは東大准教授。日本脳炎リタイアが私と同じで、ほぼその時刻に外でお会いしました(笑)。
http://diary.jp.aol.com/applet/w3xt6fwhv2/20080606/archive


さて最近の私の頭の悪さも、いよいよ焼きが回ってきた。とにかく固有名詞、もしくは単語が思い出せない。人との会話中に「ほらえーと、あれ」が多すぎる。先日などは「ドン・ヴァン・ヴリート」がいくら思い出そうとしても思い出せず、ほらあの「美は乱調にあり」の「トラウト・マスク」のヴォーカルのさ,ザッパと一緒に演ってたさ、ビーフハートのさ、なんだっけ。という始末。家に戻ってから配偶者に質問し、配偶者が「えっとヴァン...なんだっけ?」と言った時点で「ドン・ヴァン・ヴリート!」と叫んだ。思い出し始めてから約9時間が経過していた。
年をとると記憶の線だか何だかがなかなか繋がらなくなるという話は聞いたことがあって、思い出せないときは極力自力で思い出さないとその線だか何だかが、だんだん衰えてゆくとも聞いたことがあって、自力で思い出そうと努力してはいるのだが、今回ばかりは他人に頼ってしまった。それにしてもちょっとヒドすぎるのである。人の名前もすぐに出てこないこともが多い。
困るのはたまにしかお会いしない方との会話とか宴会の場である。名前など気にしなくてもとりとめのない会話でスムーズに場が流れて行く限りは平和なのだが、たとえばそこに新たにオレの知り合いが来たりなんかして、オレが各々を紹介しなければならないというような場面で相手の名前が出てこないと全く取り繕いようがない。紹介する時に素直に「えっと、お名前なんでしたっけ?」などと聞いたりしても気まずい。そういうことがないようになるべく当人が便所に言っているときなどを見計らって隣のヤツに「今の人、なんて名前だっけ?」と尋ねるようにはしているのだが、隣のヤツも「えっと、なんて名前だっけかな?」などと言ったりして、けっこう失礼というのは罷り通っているもんだな、と妙な納得をしたりもする。逆にオレの方が相手に名前を覚えられてないな、と感じることもしばしばで、まぁ世の中、失礼が循環しているのだなと思うときもある。
「ドン・ヴァン・ブリート」のように思い出せなくても礼を失することのない場合は良いが、実際に会う人の名前は極力覚えていたいものである。とはいえ頭の悪さに磨きがかかってきているので、礼を失した場合はお許しください。