ナンバジャズ。

京都に行ってきた。ナンバジャズ芳垣安洋山本精一)@shin-biを観るためだけに。贅沢といえばこれほど贅沢なこともあるまい。26日午後9時頃に決断したため「ぷらっとこだま」は復路しかゲットできず、往路は新幹線の普通料金で。しかもGWは普段より高い(泣)。ホテルもとってない。なんとかなるだろうという心持ちは、ネットカフェの興隆がやはり大きい。

ナンバジャズ、サイコーでした。打々発止のシーン、リフの重ねでロックなシーン、フェイクなジョンスコのシーン、様々な顔が表れ、一筋縄では行かない。ナンバジャズはこれで第二回目のライブ。第三回目(次回)は新宿ピットインでの6月の芳垣4デイズのとき。これも見逃せまいて。ナンバジャズのシンボル(?)、ひょうたんは今回もステージ上に登場。この意味の分からなさも、いい。結局そのひょうたんは芳垣さんに質問した観客のレオ・セイヤー似のロス出身の若者にプレゼントされた。なお「レオ・セイヤー似」の意見はF.M.N.石橋さんのもの。しかしそれに同意したのはわずか3名のみであった(山本、芳垣、私)。いずれも50前後のおっさんだけである。なんだかちょっと悲しくなった。
打ち上げは河原町の某地下のお店にて。京美人たち及び様々な都市から来た美人たちとおっさん連中、そして途中から船戸さんが合流し、またまた盛り上がった。二次会は石橋さん、田村くん(ライブ主催)、お名前を聞こう聞こうと思っていつも忘れるこの界隈のライブで頻繁に会い一昨日も朝まで一緒だったおっさん(今度お名前をお聞かせください)との四人で四条に移動。4時まで呑み。泊まりはネットカフェ。さなえちゃんに教えてもらった快適なネットカフェだったので足を伸ばして寝れた。もう、ズブズブな感じで泥のように眠って、本日夜帰宅。
往復の新幹線で本3冊を読了(『抱擁』日野啓三、『回想 回転扉の三島由紀夫』堂本正樹、『武州公秘話』谷崎潤一郎)。泉鏡花賞読了消化率、現在19.6%。わりとペースが遅い。というか最近光文社文庫江戸川乱歩全集(この編集は完璧といえるほど素晴らしい。特に解題の、大正〜昭和初期、タブーに抵触したであろう伏せ字の変遷はなかなか興味深い)ばっかり読んでいて、今鏡花賞ものがなかなか手つかずなのである。