へー、と思った。

やけにバタバタしており、一週間経つのがとても速く感じる。トシのせいもあるのかな。そういうわけで今やらなければならない仕事を4本かかえてて、自分なりのデッドラインを設定して入るのだが、自分で決めたデッドラインというのは守られないのが常であり、それは自分に甘いとか、そゆ風に世間では言われてしまうわけであります。これは結局自分の首を絞めてしまうことになるので、どうでもいいのだが、ここに他人が介在してくるとそのデッドラインは必ず守らなければならないものであり、そういう責任感はわりと強いなと自分でも思うのであるが、なにかいつもギリギリまで時間がたたなきゃやらないようなグータラな自分というのも、ここに居るわけであって、自己嫌悪に陥ったりするのである。とにかく始めてしまえば後はすんなりと行くのに、始めるまでが長い。そして始めた瞬間に呑みの誘いがあったりライブがあったりするとついついそちらへフラフラと行ってしまう弱い人間なのだ。あーオレってなんてダメな人間なのかなーと思うことが人生の90%くらいを占めており、つくづく立派な人間になりたいと思う今日この頃なのである。
そんなこんなで昨日毎日新聞の朝刊の第一面に教育再生会議の提言というのがあって、へー、と思った。国家が各家庭の子育てに関して口出しをしてくるのである。曰く「子守唄を歌え」だの「授乳中TVをつけるな」だの「親も教科書を読め」だのと言うことらしい。で、その根拠というのが「脳科学では5歳くらいまでに幼児期の原型が出来上がり、9歳から14歳くらいまでに人間としての基礎ができる」からなのだそうだ。また、へー、と思った。脳科学ってのはそれほど絶対的に信頼できる学問なのかね? 脳科学者は人間に関する全てのことを把握しているのかね? これは「科学」なる権威が国家に巧みに利用されている一例としか思えんなー。というか「科学」はそれほど説得力があるのか、と。まあ説得力があるからこそ家庭への国家介入の根拠にしているのだろうが、それを根拠にしようとする教育再生会議とそれに説得される愚かな国民で世の中が動いていくのなら、かなり恐ろしい。同じ新聞に出ていた数字のパズル中級編が解けなかったので悔しくて第一面に対する感想を述べてみた。
これからスターパインズカフェに吉田達也今堀恒雄ナスノミツルのセッションに行きます。