梅津プチ大5日目。飛び入りで清志郎!

そもそもは往年のDr.Umezu Band、略してDUBのライブだった。「タンゴ」から始まって「1970」、「農協」とか、往年の名曲オンパレードの1stセット。梅津さんのソロ『Show The Frog』(しっかり宣伝→http://www.doubtmusic.com/dms-104.html)にもソロで収録していただいた「1970」のオリジナルなアンサンブルにちょっと涙ぐむ。休憩を挟んで2ndセットの2曲目(3曲目だったかな?)に存在しないはずのギターが鳴り響き、真っ赤なジャケットにギンギラギンのマントを羽織って清志郎登場! 昨年喉頭癌を宣告し本格的なライブは行わず、最近はちらほら飛び入りで唄っているという話は聞いていたが、本日登場するとは何というラッキー! DANGERの曲「あの子とショッピング」他数曲を唄ったが声は全く以前と変わらない。観客を吸引するパワーは全然衰えないどころか「新宿ピットイン、イエ〜」と一発叫んだだけで完全に清志郎のペースだ。去年、名古屋Tokuzoの店長・森田さんに「(入院中の)清志郎に送るからメッセージを書け」と言われ、思いの丈を存分に書いたあのオレの下手なメッセージを、果たして清志郎は読んでくれただろうか。あの時はKIKI BANDの時だったから鬼怒くんの隣くらいに書いた。で、インストの曲(たしか「ポップアップ」)ではギターもプレイ。アンコールはピットインにいた三宅伸治さんと渡辺隆雄さんも飛び入りし、三宅さんがイントロのワンコードを弾いたとき、あ、スローバラードだ、と分かった。絶対音感ないのに。すぐに分かった。清志郎が唄い始めたとき涙がこぼれたよ。梅津さんの歌伴もサイコー。アンコール2曲目は「雨上がりの夜空に」。ここで観客総立ちですよ。総立ちになった状態のピットインって初めて見たかも。
そんなわけで昨日は「ライブ評はねじ曲がった記憶で書かれてる」と書きましたが、上記のレポートもかなりオレの思い入れというねじ曲がった感覚で書いてますのであまり信用しないでください。興奮の一夜の、下手なレポート。