ダイナマイト・クラブ。エンタテインメントの鏡。

あっという間に3日間くらい経過してしまうわけで、その速さにちょっと驚く。別に取り立てて忙しいわけでもないのだが、細々とやるべきことがたくさんあって、それはきっと忙しいというのだろう。昨日なんかは夕刻ケータイを充電して充電しきったところで着信がわーっと入ってきてビビった。仕事の留守電半分、呑みの留守電半分だったのですが。
昨日4/4(火)はM野、M野の彼女のH野さん(おにんこ)、I島、I島の部下で、なんとdoubtmusicのファンだという奇特なH川くんという比較的特殊なメンツで呑み@淡路町明石。H川くん、毎度ありがとうございます。頑張って売ってくださいね。本来はM野からCDを返却する目的ついでの呑みであったのだが、呑んで酔っぱらって気分も良くなり、皆にCDを配った。まぁ、心して聴いてくれ。
今日は突然、ライブに行くことに。N.Y.からマイク・プライドってヤツが来てて、彼がやってるバンド、ダイナマイト・クラブのライブがあるから来ないかと、ギタリストの斎藤さんから連絡があったのだ。マイクはダウトミュージックの4番目、Andrew D'Angelo Trio / Morthana with Prideに入ってるドラムのヤツだ。私が一昨年N.Y.に行ったときに知り合いになった。その時の壮絶なアンドリューのグループの演奏を観て、CD出そう、と思ったのだった。
高円寺GEARに行くと、早すぎたのか、客オレ一人ですよ。地べたに座ってる二人は本日の出演者だろう。なんともポツンと一人で待ってるのもアホみたいだったが次第にポツポツと人も増え始めた。なんせ5グループの出演だ。最近の20000VとかGEARは5グループのイベントが主流みたいね。久しぶりに来たので知らなかった。ちなみに出演バンドはダイナマイト・クラブ以外全て知らないバンドで初めて見るバンド。THE ROMANCE JOE、Bee-9th、ゴッサム団長、ザリガニ$。しかしみんな演奏上手いね。びっくり。オレが通ってた80年代頭くらいのこの手のライブハウスに出演してた奴らとは全然違う。これって身体感覚、つまりは社会性/文化性の成熟なんだろうか。しかしロカビリーっぽいトリオの演奏で、仲間うちなんだろうがオーディエンスが曲の決まった部分で右手を振り上げたりモッシュする様は見てられない。演奏自体はとてもタイトでカッコ良かったのだが。まぁオレが知らないだけなのだろうがこういったコミュニティは少なからずそこかしこに存在しているのだろうな。その中にいて安心する、みたいな。どんな音楽のコミュニティであれ(それがパンクであれジャズであれクラシックであれ)オレはゴメンこうむる。女の子の二人組は良かったなー。女の子の表現って時折ハッとさせられる。
さて期待のダイナマイト・クラブだが、もうファッキン・グレイトですよ!! ハチャメチャなハードコアノイズマシンガン。ひっさしぶりにスコーンと抜けた楽しさ。マイクが2曲目の途中で「For Jun! doubtmusic!!」とか叫んでさ。何度もオレの方見て「ダウトミュージック!!」とか連呼するからしょーがなくオレも両手を挙げて「ウォー!」とか叫んださ。観客の誰一人ダウトミュージックのこと知らないと思うけど(笑/泣)。もうオレもノリノリでした。斎藤さんは白ブリーフ一枚で半ケツ出しつつ暴れまくるわマイクは客席に飛び込んで客に叫ばせるわ、もうエンタテインメントの鏡! かなり面白かった。オレも普段はどんなノリノリのライブでも大人しくして見ている方なのだが、このバンドだけはノリまくりでした、恥ずかしながら。というか、オレのようなヤツをノリノリにさせるパワーがあるよな、このバンドには。真面目にバカをやる。真剣にバカをやる。これは実は大変に難しいことなのだ。もちろんダイナマイト・クラブのCDとTシャツを購入したよ。その他マイクから4、5枚CDを渡された。
ちなみにマイクは去年年末のN.Y.ストーンでの大友良英週間、アンサンブル・カソードで演奏したそうだ。「大友の音楽はいつでもグレイトだ。共演できてめっちゃ嬉しかったよ。」と言ってた。「N.Y.でダウトミュージックの宣伝マンやるよ。」とか調子のいいことも言ってた。でもとても嬉しい。皆さんもマイクが入っているアンドリュー・ディアンジェロ・トリオを急いで購入するように。なおベースのバーンはこれから台湾かどこかで吉田達也と共演するそうだ。斎藤ケンタロウさん、読んでてくれるかな、このブログ。もうホレましたよ。あんたの真剣さに。あんたの半ケツに。ダイナマイト・クラブに!! ダイナマイト・クラブのHPはここ→ http://www.dynamiteclub.com/ マイクのアホで楽しげなHPはここ→ http://www.mikepride.com/ アンドリューのCDも載せてくれておる。