夜忙しい。

3月27日(月)
ところで『大人のロック!』って雑誌、どうよ。ロックなんて大人が聴くもんじゃないよ。あ、この場合の「大人」ってのはガキが反抗の対象としている「大人」で、年齢的なことは関係ないの。世に迎合するって意味の「大人」、ですね。明らかに我々世代周辺をターゲットにしている実に気分の悪い雑誌である。特集も我々世代のツボを巧妙に衝いてくるわけで、その辺りもターゲットが見え見えで不快だ。不快なら読まなきゃいいだけの話なのだが、ついつい立ち読みしちゃったりして心の中で「ちっ」とか舌打ちする私がいる。原稿依頼来ても絶対書かねー。つーか絶対原稿依頼なんか来るわけないけど。
ここのところずっと夜の空きがなく、今日久しぶりに空いたので、いつものようにS崎、Iブー、I島、H坂、U井、とオレという6人・いつもと変わらぬメンツで呑みに行く。オレの考える「呑み会の法則・ひとつの話題で盛り上がるのは5人が限界説」は見事に本日も当たった。話題はまっぷたつに割れ、真ん中にいたオレはどっちの話題についていこうか迷い、葛藤したわけだ。酔っぱらいながら。それでも見事に両方の話題についていったオレは偉いと思う。楽しかったよ。
3月28日(火)
午後1時。日比谷にて、元映画プロデューサー、安武氏へインタビュー。ライナーノーツの取材である。安武さんは60年代から東宝の映画プロデューサーをされていた方で、音楽と映像に対して様々な実験的なことを提案されてきた敏腕プロデューサーである。初対面なので緊張したが、とても気さくにお話ししてくれて、しかもお話自体もとても面白く、勉強になった。これを元に比較的長い原稿を書かなきゃならん。その後ブリッジの金野さんとしばし喫茶店で世間話。
一旦家に戻り新宿のメタカンパニーに納品に行ってから、中野ブロードウェイの「タコシェ」と「メカノ」に巻上さんのCDの営業に。「営業に」って言ってもたいしたことしてないんだけど。いつものことだけど。そんでその足で新宿ピットインへ。
本日は藤井郷子カルテット。藤井さんのカルテットのライブに行くのも久しぶりで、相変わらず骨太のボキボキのリズムに、断続的に入るブレイク、ジュリアス・ヘンフィルからの流れを汲むメロディーラインと、もう圧倒的な演奏で(複雑すぎて若干雑な部分もあったが)、弛緩を許さない空気感。唯一藤井さんのMCが身体を弛緩させてくれる。このカルテットを一言で言うと「前のめり感」だ。次々と奇妙な曲を作曲する前のめり感=アヴァンギャルドな感じと、演奏自体の前のめり感。抜群のカルテットだ。
ライブ終了後吉田達也としばらく喋って、強力なインフォを教えてもらいションベンがチビリそうになった。まだ公式には発表されてないのでここで明かすことは出来ないのだがとにかくションベンがチビりそうになったとだけ書いておく。いずれその情報を公開できると思うが、ほとんどの人は「な〜んだ」とか思うに違いないけど、少なくともオレはションベンが(しつこい)。