ビールも呑まずの週末。

12月2日(金)
1日の夜は結局、いい感じで酔っぱらって帰ってきて、一時、怒濤のような仕事量を忘れることが出来ましたとさ。しかし、起きたらまた仕事が鬼のように待っていた。昼間メタカンパニーに行って、各店に配布するONJOのPOPを作ったのだが、どうもまだ納得いかない点もある。ONJOのオーダーが来ることは来るのだが、POP希望、とか書いてあって、当然レーベルやディストビュータとしてはそれに出来るだけお応えするのが使命なのだが、内心、POPはお店自らが作った方がよいのでは...と思うのである。もちろんメタカンパニーに作っていただくPOPはとてもキレイなもので、とてもdoubtmusicのPOPとは思えないものが出来るだろう。でも、それじゃお店の勢いというか、売る側の心意気、というかがお客さんに伝わらないんじゃないかと余計な心配をするわけだ。元レコード屋店員の立場としては。CD屋さんはCDを実際に聴いてなるべく自分でPOPを書くべし。
そういったことでいちいち気になり出すと、全く今の音楽の制作システムとか流通システムとか著作権料管理システムとか、はては音楽ハード/ソフトの開発に至るまで、首を傾げることだらけ。なんだかそういったシステムに巻き込まれたくないと思いつつも、巻き込まれざるを得ない状況もあるわけで。もちろんカネの問題もあるけれど、音楽ファンを育てる上で障害になっている旧態然としたシステムは大手企業の利権も絡んでそうそう簡単には改善できない状況にもある。なかなか難しい。
12月3日(土)
JINYA DISC主催の高柳昌行ビデオ・コンサートを原宿まで見に行く。ギリギリまで家で梱包・発送作業をして他ので会場に着いたら主宰者・斉藤さんの挨拶がもう始まっていた。ビデオ上映にはギリギリ間にあった。第一部はピットインでの井野信義とのデュオ及びアクションダイレクト。多少VTRのトラブルはあったものの、とても興味深く拝見。第二部はロンリー・ウーマン発売記念ライブ@新宿ピットインのソロの録音及びアクション・ダイレクトの映像&音、各々に井野信義がベースでそれに絡むといういわゆるヴァーチャルなデュオ。井野さんのベース、凄かった。特にアクション・ダイレクトに合わせて弾くベースは凄まじかった(井野さん、終了後も汗だくでした)。いいコンサートを見せていただきました。会場にはモダンミュージックの生悦住さんや牧野くん(湯浅湾)やサックスの上村さんや佐々木暁くんや、佐々木くんと一緒になんとジム・オルークも来ていた。ジム、こっちに来てたのか。知らなかった。ジムはホントに好きなんだな、高柳さんの音楽。愛すべき音楽クレイジー。一度NYに戻ってまた来月こっちに来るらしい。相変わらず忙しそう。
夜家に戻ってからまた梱包・発送。配偶者がみやげに持ってきた賞味期限の切れた玄米のフレーク(意味わからん)を食った。不味かった。