ファッション。

一層寒くなってきた。昨日は最高気温15.7度だったのに、今日に至っては12.1度だ。そんなこと数字で見なくても身体でわかるんだが、ついつい日々の気温実績を見てしまい、一喜一憂しております。意味なーい。
で、外に出ざるをえない用事があって、まぁ付近なんですが、歩いていったわけです。さ、寒い。Tシャツにパーカだけだと、風が隙間から入ってきて皮膚に直接当たる感じ。
それでふと気になったことがあって、オレは寒がりなので、冬はインナーのTシャツが外に見えない限りにおいてGパンの中に入れるわけです。アウターが例えばパーカとか、セーターだったりする場合ね。それがネルシャツであれば寒いのを我慢してTシャツはGパンの外に出す。つまり「TシャツをGパンの中に入れる」行為をダサいことであるという認識に立っている。(寒い場合は見えないところで入れてもいいことにしている。)で、この認識はいつ頃からなのかなーというのが妙に気になりだしたのだ。なんか、昔は夏でもTシャツをGパンの中に入れて街を歩いていたような気がする。その「昔」というのはいつ頃だったかなー、と。
ちょっと古い自分の写真を見てみる。90年。Tシャツは既にGパンの外に出ている。87年。出ている。これ以前の写真がどこにあるんだか、わからない。
1980年前後ではないか? オレが東京に出てきたのが1981年。なんかダッサい恰好をしてたんじゃないのかな?オレ。半分パンクに影響を受けつつも完全のそのコミュニティに入ってしまうのもイヤで(これは昔から変わらんのだな)、破けた黒スリムとコンバースにTシャツ着てるくせに頭だけ長髪パーマネント。みたいな(1981年夏まで長髪パーマネントであったことは事実。夏に髪の毛がパンクに変身した。というかカネがなかったので友人にばっさり切ってもらったら天然パンク髪型 -別名・寝起きの髪型になった、というのが真実)。
しかし記憶が非常に曖昧だ。もっとオレがそれを意識するのが遅かったような気もする。黒スリム時代もTシャツ入れてたような気もするのだ。いや、入れてたかも知れない。もっと後だ。とすれば83年?84年? だらしない恰好をするのがヒップだぜー、みたいな風潮になったのはいつ頃だろう? いまの若者の一部はブロンクスの黒人よろしく思いっきりルーズなGパンを腰で、というか尻ではいたりしていて、うちの近くには高校があるんだけど、学生服でそれやってんのね。ちょっと見るに堪えない。ま、高校生っつーのはそういうもんだから仕方ない・微笑ましいって部分もあるんだけど。
で、結局完全にGパンからTシャツが出たのは80年代中頃なのではないか、と。そういう結論に達した。普段ファッションとか、そういったことは全く気にしないのだが、今日ばかりは気になった。そしてオレはもしかして世間の認識から相当遅れてTシャツをGパンの外に出したのかも知れない。だとしたら恥ずかしい消したい過去だ。