北斎。

昨日で怒濤のような忙しさが終わってやっと今日はホッとしたので、配偶者と一緒に上野まで歩いて東京国立博物館の「北斎展」を観に行った。ところがスゴい混みようで、入館まで30分くらい待たされるという。待つことはとてもキライなのだが金を払っているのでしょーがない。待ってる間、金の計算をしていた。
この混みよう。私が並んでいる部分だけざっと目算すると500人。500人で30分待ちということは一時間1,000人の来場として9:30〜17:00の開催なので7時間半×1,000人=7,500人の来場。前売り\1,200だから全ての人が前売りを購入したと仮定しても\1,200×7,500人=\9,000,000。一日900万円の入金だ。まぁ、今日は土曜日だからその計算が成り立つが、平日をそれの3掛けとして平日一日あたり270万円の入金。でも主催に日経新聞が絡んでいるから招待の人達も多いだろう。8掛けくらいかな。としても、土・日720万円、平日216万円の入金だ。開催日は10月25日〜12月4日。この間、土・日・祝日は14日。平日は27日。14日×720万+27日×216万=1億5千912万。当日券の人も多いだろうが、まぁ少なくともこの数字を下回ることはないだろうな。
などと考えているうちに入館できた。中ももうスゴい混みよう。ゆっくりと原画を鑑賞することなど不可能。それでもなんとか小動物の絵とか幽霊画とか人物画などは子細に見ることが出来た。オレは風景はあんまり興味ないのね。北斎のあの細かな動物やら昆虫やら鳥やらの描写が好きなのね。案の上風景画コーナーはめっちゃ混みで、オレの興味があるところはズンズンと人が進むのでまぁそれは良かった。さすがに昭和の漫画家に多大な影響を与えたというだけあって、時にユーモラスに時にシニカルに表現されるその手法は新鮮な驚きがあった。楽しかったよ。もっとゆっくり観たかったが混み混みではしょーがない。展示内容も変わるというのでヒマがあればもう一度行こう。今度は平日の空いてそうな日に。