チャイナさんのこと。

ONJOジャケットもいよいよ大詰め。入稿まであと一歩。本日は朝一で佐々木暁くんから全てのデザイン(ジャケット、盤面、ライナーノーツ)が届く。これの全てのチェックと校正。来週半ばにはプレス発注と印刷屋入稿を終わらせたいところ。佐々木くんのペースに合わせるため、今日は徹夜かも。
あと、既に昨日、F.M.N.の石橋さんのBBSで知っていたのだが、何ともやるせないことが...。
DMBQ羅針盤のドラマーであったチャイナさんがDMBQアメリカ・ツアー中交通事故で亡くなったのだ。近しい人々が悲しむのは私にとっても非常に悲しい。悲しさは伝染する。5月に京大西部講堂で、羅針盤山本精一のバックで漂うような、歌うような、彼女のドラムを聴いて、すごくいいドラマーだなーと感じた。その夜に山本さんと打ち上げに行くだの行かないだのと話してて、そこに一緒にいたのがチャイナさんだった。結局二人は大阪に戻ることになり、お別れの挨拶をした。彼女と目が合って、ニコっと笑ってぺこりとオレにお辞儀をしてくれた彼女の姿は忘れられない。結局彼女とはお話しできなかったけれど、あの一瞬をオレは忘れないだろう。なにかピピっとクるのをオレは感じたのだった。ドラム・マガジンの10月号に彼女のインタビューが載っていて「音楽は、魂入れ込みの作業だ」と彼女は言っている。オレは彼女の音にそれを一発で感じ取ったよ。
とまぁ、彼女とは近しい間柄ではなかったのでエラそうなことを書けるのだが、身内や近しい方々の悲しみは想像を超えて余りあるものだと思う。ご冥福をお祈りするばかりだ。