聴くこと。再び。

3時。某雑誌編集部訪問。広報。その後新宿へ。新宿へ出ると必ずCD屋さんに寄ってしまってごそっとCDを購入してしまうのであまり行かないようにはしているのだが今日も行ってしまった。営業も兼ねているのでしょーがない。そういえば今日はVan Der Graaf紙ジャケの第三回の発売日なのであった。『World Record』と『Vital』を買ってしまいましたよ。ついつい。前者はBBCジョン・ピール・セッションがボーナスで入ってるし、後者は手持ちのCDがインコンプリート盤のため。@タワレコ。その後ディスクユニオンへ行って中古盤とか購入。
本当はその後IMJ鈴木さんのところに納品に行く予定だったのだが、鈴木さん、忙しいらしく明日に延期との電話が入る。しょーがないので白山のジャズ喫茶「映画館」にジャズでも聴きに。客がオレ一人だったのでマスターにお願いして、そこでONJOプリマスタをでかい音で鳴らしてもらう。違うスピーカで聴くとまた聞こえ方が違うものだ。しかもデカくて鳴りのいいスピーカで聴くと全然印象も違う。この音、しっかり頭に叩き込んでマスタリングに臨もうと思う。
家に帰ってきてからずっとパソコンにへばりついて仕事。そういえば今日はロクなもんを食っていない。昼はドトールミラノサンド一個、夜は自分で作ったスパゲティだけ。明日野菜をどーんと買い込んでくる予定。
そういえばさっき青木タイセイさんのブログで嬉しい感想 → http://d.hatena.ne.jp/taiseiaoki/20050928 を見つけた。遅ればせながら。タイセイさん、ありがとう! 梅津さんのは色々なところで好評をいただいてます。でもジャズフィールド一般でいうところの「ソロ・アルバムはつまらない」っていうのは不思議な言説だ。私が思うに、(無伴奏)ソロ・アルバムは売れない → 何故売れないか → リズム・メロディ・ハーモニーという音楽の三要素を満たしていないからだ → それはつまらない → ソロ・アルバムはつまらない。という論理のすり替えなのではないかなーと勘ぐってしまうのだ。だから複数の音が出るギターやピアノのソロは辛うじてありで、ペットやサックスなどとんでもない、という風に日本のジャズ・メディアは聴衆に刷り込んだのだ、きっと。ジャズってなんて狭い音の聴き方をしているのだろう。リズムとハーモニーを満たしたいなら自分の脳内で鳴らせよ。その想像力すら持ち合わせていないのがほとんどだからそういったメディアに完全に刷り込まれちゃうのだ。聴取する行為を「受け手」としか捉えていないから、つまり能動的な行為と捉えないからそういったわけのわからない言説が幅を利かせるのだよ。そんなんじゃ批評もクソもあったもんじゃないよ。
タイセイさんの「ただテクニックが凄いなんてもんでは無いです。無伴奏の歌が聞こえました。」という部分に触発されて色んなこと書いちまいました。ことあるごとにオレはこういったことを書き散らかしてくぞ、今後も。