体育の日だというのにまた雨。

体育の日って、確率的にいうと一番晴れる確率が高い日なんでしょ? それなのにまた雨かよっ! もう暗いの。日中なのに。パッと晴れてくれよ、パッとさ。おかげで昼過ぎまで眠ってしまったよ。おかげで自転車で日中どこぞへ出かけようと思ったのに、出かけられなかった。おかげで本は読み進んだ。
昨日買った三島はもう全部一気に読んでしまった。またハマってしまいそうだ。何度読んでも、三島文学は凄い、と思う。今度は『豊饒の海』全4冊、再読を始めよう。なんか映画になるようだが、そちらは全く興味が持てない。そもそも何故映画は「春の雪」だけなのか。それでは『豊饒の海』のテーマ自体が何ら反映されないだろう。オレは小説を読んだ自分の想像力を大切にしたいのだ。それをブチ壊すことは止めてほしいのだ。したがってオレは絶対に映画を見ない。万人ウケするようにデフォルメされていることは確実だし、そもそも配役がオレの想像からかけ離れすぎている。もう、全然ダメ。文学を映像化することには思想が必要だ。果たして「春の雪」の映像化には思想はあるのか。それに関しては覗き見的な趣味で見てみたい、というのもあるのだが。
夜は岸野雄一の「円盤大学」@高円寺円盤へ。本日のゲストが中野ブロードウェイにShop MECANOを開店した中野康博だったので、行った。中野さんはディスクユニオン時代にとてもお世話になったし、今でもたまに会ったりするので、ヒヤカシも兼ねて(笑)。
いつも興味深い内容の円盤大学であるが本日も濃すぎる充実の内容。岸野さんのこの企画は、何度も言うようだが、確実にこの時代のカウンターになっていると思っている。中野さんの話はオレと重なる部分が大半で(まあ当たり前と言えば当たり前の話だが)、オレは自分と若干ズレを感じた部分を発言させていただいた。まぁ答は出ない話なんですけどね。楽しかったです。来週はジャズ評論家の副島輝人氏。副島さんとは一昨年くらいから約一年半、同じく「円盤」で講座をやらせていただいたので、来週も出席しようと思っている。