二日分。多忙。

10月4日(火)
F.M.N.石橋さんがメールで送ってきたテキストを宣伝に使用するぞ、と思って全てプリントアウト。なんせ50ページ分のテキストですから。大友良英レコーディング・メモ、さがゆきインタビュー、岸野雄一ライナー、大友・岸野対談、湯浅学渋谷毅対談。長い文章というのをオレはなかなかパソコンの画面上では読めないのね。だから全て一度プリントアウトして読もうと。で、読みましたよ。いや〜、面白い。こんなに充実してるライナー他に類を見ないぞ。F.M.N.のBBSで石橋さんが言っているように、たしかにRYKO - MSIから出てたザッパのライナーはスゴかった。オレのザッパのCDはだいたいがMSIのライナー付きのヤツだけど、ホントに充実してるんだよね、これら。そして『さがゆき sings』もそれに匹敵するような素晴らしいライナー、というか、本。ついつい読みふけってしまって広報用のプリントアウトが大幅に遅れたよ。面白い!
夜、ダウンタウンの『ガキ〜』の罰ゲームTVを延々と見てしまった。前回オレのツボであったノブ&フッキー(ピンカラ兄弟の物真似)が出演していなかったのが非常に残念であったし、ちょっとマンネリ気味でもあった。ほっしゃん。が一人、気を吐いていたな。

10月5日(水)
13:00 渋谷。某社に広報活動。20分くらいで話はすんなりと終わり、腹が減っていたので近くでメシ屋を探し、一件目に入ったら「ご飯が切れたので今日のランチは終了。」と言われ、ガッカリして次を探すべくフラフラと歩いていた。メシ喰ってメアリー・ジェーンにでも寄ってコーヒー飲んで帰ろうと思ってたからメアリーの近くを歩いていたらメアリーがランチを再開していた。こりゃ一石二鳥、と思ってメアリーへ。どうせ福島さんいないんだろーなと思って入っていったらなんと松尾さんがメアリーで働いていた。戻ったらしい。大盛りのパスタを頼んで、喰いながら聴いていたのはニルス・ペッターの新譜。全作とか前々作とほとんど変わらない。これをバックに近藤(等則)さんに吹いてもらいたいという音。ちょっと大人しすぎ。次にかかったのはマリア・ジョアンと4管のコラボ作品。クレジットを見ると、やっぱり! なんとなくそれっぽいとは思ったのだがヴォルフガング・プシュニクが吹いてる。これは良かった。アルバム・タイトルは『cinco』。ちんこ、と覚えといて後日購入予定。ヴォルフガング・プシュニク追っかけでしたから、一時期。
さて色々と他にも面白そうな盤を松尾さんに紹介され、ふと「松尾さん、マイルスの『コンプリート・セラー・ドア』聴いた?」と訪ねると「ああ、メーカーからプロモ盤が来たよ。」とdisc 3をフルヴォリウムで聴かせてもらった。ディジョネットのドラムの音を聴いた瞬間、ションベンちびりそうになったよ! めっちゃカッコいい。音がいい。リミックスされてる。いわゆる70年ジャズ・ロックの音の質感だ。「ホンキー・トンク」でキースが暴れまくっている。ディジョネットがどこでビートを入れるべきか探っている。この緊張感たるや! そして「ホワット・アイ・セイ」のアップビートにつながるカッコ良さ! 約一時間マイルス70年師走のライブ録音を浴びるように聴き、これは買いだと思った。速攻で渋谷タワーへ走った!(本当は歩いた。) ところがまだ出ていないという。なんだかすっかりチェック不足で恥ずかしくなった。あとで色々調べてみるとブートも出回っているみたいだ。オレはほとんどブートには興味ないのでまぁそれはまだいいとしても、いずれにせよ完全にオレの情報収集は遅れておりました。でもリミックス/リマスターされているのでブートよりは確実に音はいいだろう(それともブートで出回ったものはリミックス後の音源なのだろうか?)。家に戻ってさっそくディスクユニオン生島に問い質すと、発売延期になっているらしい。今月末だそうである。ガッカリ。まぁ楽しみにして待つことにしよう。