こんなマヌケ見たことなし。

今日は午後2時から出ずっぱりだった。こんなこと滅多になし。3時。まず渋谷の某社へ広報活動。OさんはDIW時代からの知り合いで、こないだ久しぶりにアルタード・ステイツのライブでお会いした。約一時間ほど色々な話をし、いい感じで盛り上がる。Oさん、ダウトミュージック動向には気を止めてくれていて、それが何より嬉しい。
渋谷の街をぶらぶら歩こうかとも思ったが、平日の4時でこの人の多さかよ、という感じで「ぶらぶら歩く」雰囲気では全くなく、やはり渋谷はオレの街じゃねえな、などとカッコつけてJRに乗ろうとしたら、コインロッカーに荷物を置いといたことをすっかり忘れて、JRのホームからコインロッカーまで戻る。
そして高円寺へ。円盤へ。田口くんがいない。30分ほどで戻るというので近くのカフェで待機。読書。再度円盤に行って委託の精算と広報・営業活動。若干の入金。
さて、待ち合わせ時間の8時までまだかなり時間がある。何をやって時間をつぶそうか。ま、とりあえず吉祥寺に行っちゃって考えようと思って吉祥寺へ。カフェで一服。読書。読書しかねーのかよ、他にも色々あんだろ。と自分にツッコミを入れたいのだが、読書が好きなのだ。そして本屋さんへ。一冊購入。そしてCD屋さんへ。何も購入せず。
そんなこんなで暇をつぶしていたらようやく8時になった。F.M.N.から11月28日リリース予定の『see you in a dream』のシンガーであるさがゆきさんとプロデューサ兼プレイヤー大友良英の対談企画@プレイヤー・マガジン誌に同行。非常に楽しく、スムーズに対談は進行し、写真撮影へ突入。
編集長・永田さんとカメラマン・石川さん、お疲れさまでした。
さてようやく取材が終わって大友っちとさがさんと、メシでも喰ってから帰ろうや、ということになったのだが、大友っちは今まさに地獄のように忙しいらしく、大友っちはそのまま帰って仕事をする、と。じゃあ二人で美味しい蕎麦でも食いに行くよ、と大友っちと別れてさがさんと二人で蕎麦屋へ行った。大友っち、けっこう悔しかったことだろう。
そんでさがさんと二人でビール呑んで酒呑んで蕎麦喰って(旨い!)天ぷら喰って、笑って、実に楽しい時間を過ごした。あっいう間に時が過ぎ、さがさんは井の頭線で、オレはJRで帰った。
さてここからが本日のオマヌケさんであったのだった。
11時ちょい過ぎ。新宿方面行きの快速に乗り込む。荻窪で席が空いたので座って本を読み始める。真剣になって読み始める。さっき買った本。『「時間」を哲学する』(中島義道講談社現代新書)。実はオレのハイデッガー研究は『存在と時間』の時間論まで到達していないのであった。でも知ってた?『存在と時間』で蜜柑なんだよね。お、面白い変換。未完なんだよね。時間論で破綻しちゃったの、ハイデッガー自身が。そんなこんなで最近「時間」についていろいろと考えたいな、と思ってたところでこの本を見つけて買ってみた。
新宿に到着。ああ、読書できる時間ももう10分くらいなのだな、と思うともうちょい電車に乗っていたいな、とも思うのだが背に腹は代えられない。まあ10分でも良いではないか、と。
四谷に着くのに何故こんなに時間がかかるのかと思った時、電車は既に荻窪あたりを走っていたのだった。新宿折り返し、三鷹までノンストップの電車に乗り続けていたのだった。電車が動いたときに気付けよ、ということなのだが、読書に夢中で気付かなかった。武蔵野の地と新宿を行ったり来たりしていたのだった。三鷹で降りたのが11時40分くらいかな。階段二段登りで駆け上がって再び東京方面行きへ乗り込む。これも新宿折り返し。新宿で総武線に乗り換えなければならないではないか。中野で11時55分だから新宿でタイミング良く総武線に乗れればギリギリで最終の千代田線12時21分新御茶ノ水に間に合う! また二段抜かしで階段やらエスカレータやらをかけ上がったり下がったりして総武線のホームに着き、時間を見たら12時10分発だって。完全にアウト。千代田線最終間に合わない。こうなったら山手線に乗って日暮里で降りて歩くしかない。もうとほほであった。今度はだらだらと階段やエスカレータを下がったり上がったりして山手線のホームへ。疲れた。
日暮里から歩いて帰ってきた。といっても歩いて20分弱なんだけどね。ま、読書に集中できたからこれはこれで良しとするか。なんてマヌケな好青年なんだ、オレは。