業務日報は真面目に。

ああ、暑い。ようやく夏らしくなってきた。でも今年の夏は朝と夜が涼しくて比較的過ごしやすい。本日の業務は、えーと、フランスにCDを発送した、と。それから京都のパララックスの森くんに「金払え」と電話した、と。それだけです。こんな業務日報を書くと会社ですと必ず叱られますので皆さん注意するように。
昼間東大の赤門で待ち合わせて八田くんに本を届ける。お互い暇だったので近くのカレー屋に入って昼飯を食いつつ、色々な話をかれこれ2時間ほど。ちなみに八田くんは東大の研究員(院生)である。八田くんの口癖。「どぉ〜なんですかねぇ〜。」なかなか面白い世間話が出来た。
夜は某レーベルのS藤さんとサシで呑み。つのる話も色々とあり、二人で盛り上がる。どこがどう盛り上がったのかというと主にジャズの話である。八田くんともジャズ話で盛り上がったが、ジャズはもうファックだ、と公言して憚らない私ではあるが、いかんせんどうも盛り上がってしまう。いかがなものか。
ま、結局ジャズという音楽が好きなんだろな、という単純なことではあるのだが、ジャズ周辺がどうも馴染めないのだ。なんだか同じ顔ぶれのコミュニティができたり、派閥ができたりする状況についてゆけないのだ。妙なセクト主義の残滓が感じられるのはやはり栄光の60〜70年代の影なのだろうか。それとも単に私が集団行動が苦手なだけなのであろうか。
結局ジャズでもロックでも同じで、ファンクラブとかに代表されるようにちまちまとセコいコミュニティを作り、そこに加入することによる安堵感というのは人間誰しも持ち合わせている弱さなのだと思うのだが、そういう人はそういう人でやってくれ、としか言いようがない。どこだかの学会よろしく、その安堵感に勧誘するのだけは勘弁願いたいものだ。人間弱いもんだからその勧誘にじゃんじゃん乗っかってしまうというのは現状として確実に、ある。
なんて書いてるけど私も実は安堵感を求めていないわけではなくて、ある場所にいるととても居心地がよい感じというのはあるし、それは論理じゃなくて気分の立ち上がりなわけだが、そこにどっぷりと浸りきることからはちょっと引かせていただくというのが今の私の心境というか、心意気というか、気分というか、意見というか、態度というか、まぁそういったことである。そういった安堵の場所は世の中のそこここに存在している。各々が手ぐすね引いて私を待っているのだ。音楽に限らずそういった集団は他のものを排除しがちな構造を組織していることはおわかりいただけると思うが、私は敢えて排除されようと思う。いいの、オレはそれで。安堵に浸りきった○△党のコミュニティの人々の笑顔。□☆新聞の一面に必ず掲載される、安堵の会員の笑顔。すごーく気持ち悪いのだ。
あ、そんなくだらぬことをたらたら書くくらいだったら原稿書かなきゃだ。