訃報。及び 本に関して。

訃報が3件。
杉浦日向子。『百日紅』読みました。
アルバート・マンゲルスドルフ。ヨーロピアン・ジャズ・トロンボニスト。
岡八郎吉本新喜劇の最重要人物。
岡八郎は悲しい。彼の数々のギャグに私はかなり影響を受けている。新喜劇といえば、今のもオモロいけど、花紀京とか前田五郎とか原哲夫とか中川一美とか、もちろん岡八郎とか、そういった70年代ものはオモロかったなー。だんだん新喜劇も洗練されてゆき、いまやレイザーラモン住谷が大人気だが(私も嫌いではありません)昔の泥臭さは確実になくなっていってるよなー。まぁ新喜劇自体、関東で放映されていないところを見るとローカルな人気であることは理解できるのだが(私はケーブルを契約して観ています。新喜劇のためだけに契約していると言っても過言ではない。)あのお笑いの世界はもっと普及しても良いと思う。東京のスカシた感じ、気取った感じってあまり好きじゃない。ま、もっともスカシ感、気取り感を醸成しているのは都市コンプレックスを抱いている田舎者たち(地方出身者、という意味に非ず。)なのだが。
青土社の水木さんから『戦後日本のジャズ文化』(マイク・モラスキー著)が届く。ああ。この本は一昨日厳選に厳選を重ねた結果購入した6冊の中の一冊なのであった。2冊持っててもしょーがないので読まれるべき人に差し上げようと思う。
いま4冊平行して本を読んでいる。今日は一日中ほとんど読書ですよ。中毒症状である。しかもオレは本を読むのがとても遅いのだ。遅いし集中力もないので、そういう場合は場所を変えたり姿勢を変えたりすると以外と読み進む。『戦後日本のジャズ文化』の中にエッカート・デルシュミットという人物が出てきて驚いた。オーストリアの友人だ。久しく連絡を取っていない。著者のマイクさんもかなり日本通だが、エッカートも相当の日本の特にアンダーグラウンド・シーンには異常に詳しい。あちこちで様々な論文を書いているようで、それが引用されていた。ま、エッカートの連絡先なら誰かが知っているだろう。連絡取ってみよう。
マイクさんの出版記念イベントが四谷のジャズ喫茶「いーぐる」で行われるらしいので行ってみようと思う。「ジャズ喫茶の歴史と功罪〜反懐古趣味の視点」8月13日(土)3時30分より http://www.02.246.ne.jp/~unamas/eagle.html のsessionのところをカチッと。