ワーくんと会う&ダルい一日。

7月12日。
夕方ホンコンのワーくんから電話があり、「9時半に渋谷のタワーの一階で待ち合わせ。」とのことだったので、夜渋谷へ向かう。いま私が最も嫌いな町だ。まぁ来客が言うのだからしょうがない。昨日電話したときは「新宿か神田辺りでどうだ?」と尋ねたのだが「ようわからん。」とのことだったのでしぶしぶ渋谷にした。予め「オレは黒いキャップかぶってて青いTシャツにジーンズで行くから。」と言っておいたので、すぐに会うことが出来た。
ちょい歩いてタワーの裏の方の、人が少ない方面の呑み屋へゆく。ワーくんは日本のアンダーグラウンドの音楽に非常に詳しく、あふりらんぽとかボリスとかボアダムズとかが好きだという。ジャズではコルトレーンとサン・ラが彼の二大アイドルだそうだ。そんなこんなで音楽の話ばかりで盛り上がり、時々コイズミ・ファックとかホンコンは中国じゃない、とかの話で盛り上がった。やっぱわれわれのようなアンダーグラウンドの人々はなんか話が合うよなー、とつくづく思う。もちろん深く突き詰めた話をすると政治や宗教やその他諸々のことで確実に差異は出てくることだろう。でもわれわれの中では「音楽を中心に世界が回っている」ことにおいてとても気が合う、というか。その類いのオトが好きならOK、というか。
それにしても彼の英語は全く聴き取りにくかった。二度聴き、三度聴きはあたりまえ。どうしても分からないときはペンで紙に書いてもらったこと数回。特に少しでもビジネスの話になったらテキトーには流せないので、苦労したぜ。二人で盛り上がってたらあっという間に時間は過ぎ、最終の半蔵門線に乗った。乗ってから気付いたのだが永田町止まりであった。しょうがないので永田町から飯田橋まで歩いて、神楽坂でラーメンを喰ってそこからはタクシーで。ちょっと寒かった。
家についてパソコンを開けるとメールが山ほど。いくつかを処理しつつ、あとはテキトーに流して寝た。また浅い眠りであった。切断された肘から下の部分の手が動き回っている夢。うなされたぜ。夜中に目覚めた。なんでそんな恐ろしい夢を見なきゃいかんのか。先日はめっちゃ楽しげな星ヒウマの夢だったのに。
7月13日。
おかげで目覚めが異常に悪い。ぐったり。一日中体がダルい感じ。それでも、アンドリューのジャケのことで佐々木暁さんと打ち合わせをしなくちゃいけないので、起き抜けすぐに電話。今か、もしくは夜の都合がいいというので、夜はもったいないので(根拠はないが、夜仕事をするのはもったいないと思うたちなのだ。)「じゃあ、今すぐ出ます。」と言って歯磨いて顔洗ってコーヒー飲んでタバコ吸ってすぐに出かけた。色々とアイデアを出し合い、意見を言い合い、またまた充実した話し合いになった。アキラックスこと佐々木暁のデザインにはいつも唸らされる。彼のおかげで相当助かっていることは否めまい。2時間弱有意義な話し合いをして家へ戻ってくる。やはりダルい。メタカンパニーにも納品に行かねばならないのにこのダルさはいけない、と思いつつ、昼寝でもすればいいのに、アンドリューから届いたライナーの翻訳。訳すのが楽しくて楽しくて、ついつい時が経つのを忘れてしまった。今度出るアンドリューのCDライナーはけっこう長いです。
夕刻メタ・カンパニーへ。ONJEライジング・サンに出演するので、会場販売用のCDを。ソロを切らしているのが手痛いが、まぁ悔やんでもしょうがないだろう。年末当たりに再プレス予定ですので、入手できていない方はもうしばらくお待ち下さい。年末なんて、すぐ来るよ。
ダルさは夜になって回復した(ような気がする)。というわけでこの日記を書いているわけだが、ここで調子に乗って夜更かしすると、また体調が悪くなるであろうから、寝ます。今日は怖い夢でうなされたくないな。