ジャズ批評(雑誌の)

ああ、さうださうだ、書き忘れてた。今日ジャズ批評の見本誌が届いたんだけど、ついにホサレた。良かった良かった。原田くんという人が編集長をやっていたのだが、原田くんが5月一杯でジャズ批評社を退職し、それに伴い編集内容も大幅に変更するそうだ。自ら、連載を止めさせてくださいと社長に直訴しようと思っていたのだがその手間が省けた。
「(略)そこで大変申し訳ないのですが、連載を中止させていただくことにいたしました。途中で中止ということで本当にすみません。どうか小社の事情もおくみ取りの上お許し下さい。(略)」という紙が見本誌にはさまっていた。
まぁ書いてる間は楽しかったのだが、なんせ1年くらいギャラをもらってない。ギャラが安いのは全然OKだし、事情によっては、ちゃんと私が納得する説明をしてくれるのであればノーギャラで書いたって構わない。ただジャズ批評社からは「ギャラを出すので書いてくれ」と頼まれたので書いており、支払いが遅延していることに関して一切の説明がないのはいかがなものか。
それと、もはやジャズはダメでしょう、既に。どのような編集方針に変更するのかは分からないが、いまのいわゆるジャズを聴いて、面白いと思わないもん、ハッキリ言って。ジャズはマイルスが死んだ時点で終了。なんですよ。それ以降に面白いジャズは全くない。というか「これおもろい」というと「そんなんジャズじゃない」って必ず言われるし。やっぱジャズは50年代、60年代が一番おもろかったのだな。いわゆる進歩史観のショウケースみたいな状態。そういった幻想を私は持ち続けているわけだ。そしてその幻想・思い入れが私をジャズに導く強固な根拠となっている部分が確実に、ある。もうある種の思い入れなしじゃ人生やってけないわけです。
そういったわけでジャズ批評の編集方針がどうなるのか分からないけど、とにかくホサレて良かったと思う。でも編集も含めて、経営とか、人事とか、どうなるんだろ、ジャズ批評。ちょっと心配してみたりもする。そんなことどーだっていいけどギャラくれ。