寿司は当て字だそうだ。本当は鮨。

色々と書類を片付けたりなんかして、原稿を一件入稿したり、プロモCDを送付したり、このところ単純な生活をしている。配偶者は休みなしで働いており、これも相変わらずである。
さすがに日曜日ということもあって配偶者は7時半頃に仕事を終えて、待ち合わせて近くに出来た新しい回転寿司屋に行ってみた。ものすごくシステマティックな回転寿司屋で、皿にICチップが埋め込まれており、長時間回転しているものは自動的にレーンから外されることになっている、とか書いてあった。そもそも寿司なんてののオリジナルはファストフードだから、江戸っ子がべらんめえとかいいながら三カンくらいをパクパクっと食べて「武士は喰わねど高楊枝」と言ってひらりと暖簾をくぐって出て行くってな具合の食べ物で、回転寿司というのはまぁある意味理にかなっていると言えば、言える。
まぁ上手い不味いは確実にあるが、その回転寿司屋はお世辞にも上手いとは言えなかった。システマティックな状況を含め、三代続いた江戸っ子なら怒るかも知れない。でもわれわれは結構喰ったけど。
夜中の一時半頃配偶者がビールでも呑みたいと言うので近くのコンビニにビールを買いに行き、配偶者のビール呑みにつきあう。普段は家ではほとんど酒を呑まない私であるが、相手が呑みたいと言えば喜んでつき合ういい性格だ。
サッポロ黒ラベルの350ml缶にはいまオマケが付いていて「フィギュア版みちのく物産展」という例の海洋堂のフィギュアであった。これが凄まじいほどのやりすぎ感((c)配偶者)がまた滲み出ていて素晴らしい。今回ついてきたのは「青森ねぶた」と「りんご」と「南部鉄器」と「きりたんぽ鍋」であったが、ちゃんとライナーも付いているし、何もそこまでしなくても、という精巧さにはいつも唸るばかりだ。オマケのカタログも封入されており、全16種類あるそうだ。「恐山のイタコ」と「なまはげ」が是非ほしい。こうなったら明日にでも大人買いだ。たまたまプレゼントなどでもらったビール券がごっそりあるし。
マツ・グスタフソン作品のジャケットとCD盤が納品されるまではまぁある程度暇が出来る。その間しばらく「つん読」状態になっていた本の山々でも読むとしよう。