女の子の感性。

まず21日はですね。梅津さんのマスタリングの準備でいろいろとメールをやりとりした後、円盤とタコシェに納品に中野、高円寺方面に。都内では一足早いONJO売店。その後美音堂に遊びに行く。市川さん、竹中さんと打ち合わせ兼低俗な話を終えて、阿佐ヶ谷へ。レックと約3時間に及ぶ会談。その後新宿ピットインに坂田明ジム・オルークのライブを見に行く。ライブ終わってからジムにONJOと大友ソロのCDを渡した。「ジム、最近日本語勉強してるんだって?」と日本語で訊くと「はい。小さいけど」と。日本語まだまだですな、ジム。でも彼、メールくれるときは必ず日本語を書いてきてくれる。その一生懸命さは非常に伝わってきてなんだか嬉しくなる。
帰途に着いたのは夜中。終電は間に合う。

そして22日はですね。カヒミ・カリィONJEのライブ@渋谷クアトロ。入りが1時半で音出しが2時半だって。早過ぎねえか? とブツブツ文句を言ってたらIMJの鈴木美幸から電話があり、いま赤坂なんだけどONJO初回納品分完売で足りなくなったから納品してくんねーか、と。本駒込の改札で待ち合わせることにして追加分を手渡す。そこで約30分立ち話をしてから家に戻り、とっとと準備をして(CDをカートに積み込む)渋谷クアトロに向かう。リハを見てるだけでとても良いライブになりそうだと予感した。
ライブは9割方がうら若きおしゃれな女性で、こういうライブはもしかして私は初体験であり、しかし、ステージ端から眺める女の子たちの音楽を聴く顔は真剣そのもの。イントロの大友のフィード・バック・ギターの轟音から「ユリイカ」のぐしゃぐしゃのフリー演奏空間にいたるまで、女の子たちの表情は全く真剣で、あれをみてるとちょっと感動した。音の受け取り方が男と女ではちょっと違うのではないか? という気にすらなる。そういった話は楽屋でも打ち上げの時も話していたが、女の子がうらやましい気持ちになる。カヒミさんがサンプラーを演奏するその音が、素晴らしく刺激的で、全く私のツボであった。大友良英も日記に書いているが(http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/200504)江藤さんとさっちゃんとカヒミさんのエレクトロニクス・トリオは全くカッコ良くて、しびれた。イクエさんのエレクトロニクスもそれに共通する感じがあって、それは何かというと、みんな女性、なんですね。男と女で音楽を分けるのはいささか乱暴なのだが、しかし、何らかの差異があるように思えてならないのだ。今日のキーワードは女の子の感性、だ。

マーキーの松本さん、お疲れさまでした。打ち上げもすごく楽しかったっす。色々な人と知り合えて、色々な人と話ができて、なによりライブが楽しかったので本当に充実してました。本日一番友達になったのはカヒミさんの愛犬ゴメスくんだった。もう、ちょ〜可愛い。すっかりゴメスくんと仲良くなってしまった。
そんなこんなで終電を逃しタクシーで帰途に着く。