ジャケの匂い。

まさに本日、ONJOのジャケットがメタ・カンパニーに到着する。バルクCDはすでに届いている。というわけで本日から数日間、メタカンパニーに赴き、CDとジャケットのセッティング作業だっ。
前回の大友ソロのてんとう虫とジャケ穴合わせのような神経使う面倒な作業はない。CD盤面の文字が横になろうが逆さまになろうが構わん。前回みたいに心も込めなくていいことにした、オレの中では。ひたすらCDをトレイの爪にぷちっとはめ込み、糊付きヴィニール(正式にはOPP袋という)をスタスタと入れていくだけだ。単純作業だ。単純作業をやるときは色々なことが走馬燈のように頭を駆け巡り、楽しい。
例えば、オレがもし今死んだら葬式はやっぱり東京であげるのかなぁ、の次は、明日の吉本新喜劇は再放送だっけかなぁ。その次は、あっ渋谷クアトロに電話するの忘れたよ、の次は、京都で無線LAN使うには...。 かように、文字にすると支離滅裂だし各々のことを論理立てて考えているわけでは決してなく、脳味噌の部分部分からポコポコとわき出てくるだけのことなのだが、それが結構トリップできて楽しい。単純作業はこの脳内トリップに限る。
3時過ぎから8時くらいまでこの作業と脳内トリップ。最後の方には高沢社長のヘルプも入り、かなりの数をこなした。その後雨の中歩いて新宿タワレコの押塚くんに出来たてほやほやのCDを渡しに行く。とても喜んでくれて、雨の中わざわざ行った甲斐があったというものだ。押塚くんからはイベントの提案もいただいている。なんせONJOを日本一オーダーいただいた店舗ですから。タワレコではレゲエのCDを3枚ほど購入し帰途に着いた。
ジャケットを数枚だけ思って帰ってきたのであらためて細部を眺める。素晴らしい出来だ。バックのカビのようにくすんだ色と粗く縁取られたフォント。ポケットぎりぎりにセッティングされたピンクの歌詞ライナー、そして、何ともいえない新品のいい匂い。(これはあまり関係ないが、今回のは特殊なインクを使っているわけではないのに新品のジャケが入ってる箱を開けた瞬間、ぷ〜んと、いかにも新品です、というような匂いが漂ってきた。お買い上げの際、家に帰ったらジャケを開いて匂いを嗅いでみてください。)
doubtmusicもようやく2作品目である。何度も告知するようですが、発売は4月24日(日)。23日(土)には各ショップの店頭に並びます。