明日の告知ふたたび。

もう一度告知します。
明日3月5日(土)午後4時から四谷のジャズ喫茶「いーぐる」で村井康司氏の「ブリティッシュ・ジャズ/ロックの諸相」というイベントに、ロック評論家であるところの小野島大氏と一緒にゲストで出ます。イベントの内容は'77年頃からのイギリスの音楽のロックやジャズをかけながら、トリオ漫才をやります。あ、うそ。ちゃんと当時のイギリスの音楽状況について述べる予定です。述べられるのかな、オレ。ちょっと不安。
というわけで今日はその選曲をしておった。村井さんからのリクエストは「とにかくロックでもジャズでもいいから3曲選んでよ。」ということだったので、まぁその頃は私のファッキンな青春時代でもあることだし、そのファッキンな青春時代に拍車をかけたファッキンな音楽、その音楽達が私のその後の人生を左右したと言ってもちょっとそれは過言であろう音楽達を選曲しておったのじゃ。
'80年前後は奇異な音楽がたくさんあった。いやそれは今から考えると'60年代も'70年代もあったのだが、感性の一番多感なときに聴いた音楽がやっぱりそう錯覚させるにあまりある養分を私に与えてくれている。今回はイギリスという括りがあるのでイギリスものを集中的に聴いていたけれど、なにしろCDとかLPの整理整頓が出来ていないので、あ、あれ聴こう、と思ったときにそのCDを探すのに相当時間がかかる。結局見つからなかったりしてがっくりと肩を落とすことも。とはいえ、選曲は楽しい。ウキウキする。記憶で鳴り響いている音楽は、時にアヴァンギャルドをシャットアウトする。でも、それでもなお、記憶で鳴り響く音楽はその人の感覚をある程度かたち作っていることは否めない。可能なら本当はこの記憶を一切消し去りたいのだ、私は。一切の美しくて・醜くて・伝統的で・根源的な記憶を消し去れたら、どんなに幸せなことだろう。
お。なんかポール・ニザンみたいな芸風になってきたな。やめとこ。
明日4時、「いーぐる」でお待ちしてますよ〜ん。