春一番が吹いたそうで。

本当は今日梅津和時さんのバス・クラリネット録音日だったのだが、梅津さん風邪でダウンしてるので今日は一日予定なし。そこで海外へのサンプル盤梱包・発送作業。全部手書き。やっぱパソコンでシール出力した方が早いや。次からそうしよう。ハンコも作ろう。doubtmusicの。納品書とか全部手書きなので、まあそれはそれで楽しいんだけどハンコを押すのも楽しそうだ。
アメリカはErstwhileからのディストリビューションが決まった。枚数こそ少ないが、Erstwhileも興味深い作品を多く出しているので要チェック。→ http://www.erstwhilerecords.com/
Improvised Music From Japanの鈴木美幸から電話があり、初回注文分全て捌けたので追加注文を、と。5時頃手持ちで持ってゆく。ontonsonもそうだったが、追加注文来たのはネットショップ2件だ。やっぱり今ネット通販はアツいのかな。実際私もアマゾンでCD買う方が多いし、配偶者はヤフー・オークションにハマっているようだ。ネットショップは売り手と買い手の顔が見えない分とっても楽ちんに買い物が出来るところがいいのだろう。こないだ行きつけの珈琲豆やさんに行って炭火珈琲を買ったとき、その前2度ほど炭火珈琲を切らしていたので、量を多めにしてくれてしかも端数切り捨てでまけてくれた。客はそこの珈琲が美味しいから何度も通う。店はそういう客に何らかのサービスをする、こういうやりとりがオレは好きなんだけどな、ホントは。でも実際ワガママなどーしょーもない消費者もけっこう増えているらしい。困ったもんだ。
三上寛/十九歳二ヶ月十六日夜。』を聴き続けた。絶望のどん底から絞り上げる寛さん・十九歳(1969年)のときのやるせない声。全く三上寛は偉大だ。恐ろしい19歳であった。 ところで「ファック」といってもわれわれ日本人の羞恥部分には全く響かない。「まんこ」と大声で言うことのメッセージ性(それは三上寛のメッセージではない・三上寛はメッセージなど一切発しない・オレが勝手にそう受け止めているだけだ)がいかに本来の意味でのノイズであることか。それを間引いても、それでもなお三上寛はいつでもオレの心の奥にある何ものかを揺さぶる。このCDを推薦する、とはとてもじゃないが、私は書けない。