ここ一週間。

11/22〜11/28までぶっ続けでライブでした。まとめましょう。


11/22(月) Japanese New Music Festival凱旋ライブ。3人で7バンド。河端一津山篤吉田達也 @ 秋葉 Club Goodman。  抱腹絶倒、天下一品。もはや演芸の域までに達したと思える3人。笑いあり涙ありの変種音楽大全。
11/23(火) Peter Broetzmann、灰野敬二、Jim O'Rourke @ 新宿ピットイン。  凶暴と美が同居するこの3人ならではの達観な即興。ペーターさんのサックスは演歌私説、本日も崩れず。ヨカッタ。
11/24(水)〜11/26(金) アルタード・ステイツ3デイズ @ 新宿ピットイン。演目…24はアルタード・ワンマン、25はアルタード+梅津和時巻上公一、26はアルタード・プレイズ・キング・クリムゾン(メンバー:アルタード・ステイツ < 内橋和久、ナスノミツル芳垣安洋 >、岡本洋 kbd、青木タイセイ tb,kbd、塩谷博之 fl,ss、吉田隆一 bs,ts,fl,b-cl)。  世間的に見ると目玉は三日目なのだが、私的に言わせれば目玉は初日。ピュアなアルタードの音が存分に堪能できる貴重な日です。しかしそう思ってる人は世間には少ないらしいということを再認識。うっちゃんも言ってたが、あんたらアルタードが好きなんじゃなくてクリムゾンが好きなんやろ。来年のカヴァー企画も着々と進行中(笑)。
11/27(土) 高瀬アキ、井野信義、田中徳崇(ゲスト:内橋和久) @ 新宿ピットイン。  アキさんのピアノはいつ聴いてもカッコいい。「ピアノ・トリオ」というとユニオン・ジャズ担当者時代の重圧がふと頭をよぎりいたたまれない気分にもなるが、こういうピアノ・トリオなら全然OK。全て作曲作品だがダイナミズムに溢れてガツーンと来る音楽はどんなスタイルでも好きです。
11/28(日) ENSEMBLES 2010 オープニング・フェス @ 水戸芸術館(出演:大友良英山本精一カヒミ・カリィテニスコーツ七尾旅人、梅田哲也、山本達久、小林幹、duny's coke、さいとうゆい ほか)  6時間があっという間に過ぎた。それほど興味深い部分満載のオープニング・フェス。あちこちで予期せずに起こる出来事ときちんと決められたライブ時間というプログラミングは、もしかして音楽に集中できないかもという当初の予測を嬉しく裏切ってくれた。音楽に集中出来たし、あちこちで起こる出来事にも存分に楽しめた。二時間かけて水戸まで行った甲斐があったというものだ。遠くから来場した友人たちも多数いて、まったり過ごす時間、ひとりでインスタレーションを観聴きする時間、これが自分の中でとてもバランスよく配分できたということだろうか。ただしさすがに300人(だっけ?200人だっけ?)も観客がいるとさすがにインスタレーションの微細な「音」には集中できない。これは機会をもう一度作って行くしかないだろうなと思わせるに十分な展示とからくりである。1月に再度訪れようと思っているが、ダブル・オーケストラがあるときの昼も人が満杯っぽいので、スケジュール調整が必須。


CD、売れてます! 静寂も、ONJT+も。そして旧譜も。本年一年間スゴく苦しかったのですが、ようやくここに来て報われた感じ。なんせ直売部の売上がとても良くなった。皆さまがdoubtmusicを応援してくれている熱気をひしひしと感じておる次第でございます。世間がCDが売れなくて、などという泣きごとを言っている実感とは、今は正反対の感じです。まあ数ヶ月後にまた泣きごとを言っているかも知れませんが。


ONJT+のレコ発ライブは12月24日(金)@新宿Pit Innです。
http://www.pit-inn.com/sche_j.html
静寂(灰野敬二ナスノミツル・一楽儀光)のレコ発ライブは来年3月11日(金)@高円寺HIGHです。(詳細未定)
http://www.koenji-high.com/0inside.html