Ftarri doubtmusic Fes 終了。

濃い三日間(18,19,20)のフェス@スーパーデラックス、無事終了しました。来ていただいた方々、出演していただいたミュージシャンの方々、ボランティアスタッフの方々、マイクはじめ、SDLXのスタッフのみんな、ホントにありがとう!! おかげさまですごく面白いフェスになったと思います。私自身が大満足しております。


IMJ・鈴木さんがブログでも語っておりますが、初日はdoubtmusic、二日目はFtarri、そして三日目はこの二つのレーベルの共同というブッキングだったのですが、どれもこれも、ホントに音楽の内容が良かった。特に初日の、私がオーガナイズしたセットはとにかくエレクトロニクス奏者が多く、テーブルの上にややこしい機材やエフェクタを用意する関係で、異常な数のテーブル数になり、一時はどうなることかと焦り、近くに住んでるナンシー(PA関係エンジニア/可愛い女性)に相談を持ちかけ、色々とアドバイスを受けて、何とかなるかもなどと思いつつまだ半分くらい不安を抱えてたらなんとナンシー自身が当日に手伝いに来てくれることになり、彼女のおかげでものすごく助かったという経緯があります。初日は彼女がいなかったらあれほどまでにスムーズに行かなかったでしょう。ステージ上はバミる白テープがそこら中に貼られて、しかも出演者が使用する機材がずらりと並べられたテーブルの並びには慄然としました、というか失礼ながらあまりの多様なエレクトロニクス関係(自主制作楽器含む)に、思わず笑みがこぼれてしまいました。ナンシーにはホントに大感謝!
そんなわけで初日が終わった時点で私の仕事は半分以上片付いた気がしており、後の二日間はさほど神経を使うことなく存分に楽しめました。一楽さん(ドラびでお)にも助けられたな〜。オレが忙しくて神経ピリピリしてるときの絶妙なタイミングで破壊的なギャグをオレにかましてくれる。あれで、どんだけ救われたことか。一楽さんにはドラびでおと静寂のふたつに出演してもらいましたが、二日目も観客としてフルで来てくれて、多分このフェスを思い切り一番楽しんでいたのは一楽さんなんじゃないかな。一楽さん、ホントに感謝してます!!


一件大成功に終わったかに見えるフェスでも、問題点や反省点も続出しました。まぁ細々したことも多いのですが一番の問題はやはり「カネ」の問題。正直言って赤字でした。6桁の赤字。これをIMJの鈴木さんと折半でカブる羽目になりました。音楽内容とか進行、企画に関しては(自分で言うのもなんですが)大成功であったと自負しております。しかし経済面においては大失敗。ここを上手くカバー出来るノーハウを身につけなければならない。別に莫大に儲けるつもりは全くなくて、でもせめてトントンくらいにはしたいところです。少なくとも赤字だけは避けたい。かといってなんとかフェスみたいに人気投票で出演バンドを決めたり、愚か者が食い付くような安易な企画は絶対にしたくない。そこのバランスをいかに上手く取って行くか。
カネの力に擦り手をするようなマネは音楽にとっては半ば冒涜のようなもので、でも音楽と言えども経済が基盤にある現状です。その絶妙なバランス。正解はないのだけれど、色んな企画を見ていると魂を売っているようなものもすごく多い昨今です。
難しい問題です。なんとかしたい。そして来年もやりたい。そのモチベーションはやっぱり最終日の打ち上げでした。まさにこれを堪能するためにオレはやっているのかも、と思えるくらい楽しかった。灰野さんまで出席してくれて、もう感無量です。もちろん初日や二日目の方々は来れなかったし、みなさん忙しいのでフェス途中で帰らざるを得ないスケジュールの方もいるのが残念ですが、やり遂げた感が一番実感出来るのが、打ち上げです。


来年もやろう。そして今年よりもっと上手くやろう。今から計画立てよう。まずは打ち上げの計画から(笑)!