Book from Hell

mixiのdoubtmusicコミュニティより転載します。


すっかりツイッターばかりやっちゃってて、mixiをおろそかにしておりました。ブログもおろそか気味です。おそるべしツイッター

発売インフォをサボってしまって申し訳ございません。去る5月16日にザイ・クーニン(シンガポール)、大友良英(二本)、ディクソン・ディー(香港)というアジアの3人による、オール・フリー・インプロヴィゼイション・アルバム『BOOK FROM HELL』が発売になっております。ア○ゾンでは着々と売上を伸ばして来ております。ろくな宣伝活動もしていないのに、ありがたい限りであります。やはり皆さんショップに行って購入するよりア○ゾンで購入される方が増えて来ているのだなあと実感します。

さて、各音楽誌から無視されまくっておるこのアルバム(CDジャーナルだけは田口寛之さんがレビューしてくれました。意味があんまりわからないけど)、実は理由は74分一曲の即興、というところに理由がありそうです。編集やレビュワーはそんなん聴いてられるかなどと思っているかもしれません。

CDを購入され、いざ聴く段になったら、74分覚悟してください。途中で止めそうなときはむしろ聴かない方がいいでしょう。74分時間が取れる時に聴いていただきたいのです。この音楽の良さは74分通して聴かないと伝わりません。ケータイの電源も切っていただきたいと思います。邪魔されないように。

また、フルヴォリウムで聴いてください。マスタリングでのレヴェルが若干低めなのはダイナミクスを生かすためです。余計なコンプをかけておりません。つまり現場に近い音です。微細な音がたくさん入っています。観客の咳とかザイのピパの始まりとか、よーく聴くと誰のだか知らないけど足音まで聴こえます。

そういう一切を含めて、とてもいいCDだと思っております。ジャケの絵はザイによるものです。同名のコンサートのポスターの原画だそうです。ザイに「ジャケにタイトルとか入れていいか」と訊くと「ジャケには一切文字を入れちゃいかん。もし文字を入れるならインナーの紙に」ということで、まぁせめて帯くらいはいいだろうということでダウトミュージック初の帯付きです(英/日 ハイブリッド仕様)。

ア○ゾンには現在在庫1枚。けっこう売れてるのにまとめて在庫をとってくれません。確実に入手されたい方はダウト直販部へ。http://www.doubtmusic.com/mart/mart.html

よろしくお願いします。