秋葉クラブ・グッドマン。

見汐麻衣 + 田代貴之 + 山本達久/Phew+山本久土石橋英子 + ジャンニ・ジェビア + ジム・オルーク + 山本達久@秋葉クラブ・グッドマン。
というライブを観に。各々の女性ヴォーカルを楽しんできた。見汐さんは初めてライブで聴きましたが、すごくいいですね。いつもはサンレイン・レコードに納品しに行った時に色々と喋ったりしてお互い顔は知っていたのですが。うたがとても自然な感じがする。日常と親密につながっているというか、そんな感じがした。
Phewのうたは、終始抑制の効いた静かな歌ばかり。50分ほどぶっ続けに歌った。MOSTみたいな感じも好きだけど今日みたいな静かなのもとても聴き応えがある。集中力途切れなかった。それほど惹き込まれる力。
英子ちゃんのはフリー・セッション中心で、1、2曲ほど『Maboroshi』から。F.M.N.から出た『Maboroshi』、大変気に入っているので、ジャンニさんとのセッションを聴くことができたのは貴重でした。とても良いセットでした。


ところで見汐さんのギブソンSGのギターの音色も大変に気に入ってしまった。エレクトリックギターは全て同じ機材を使用し、音量も音質も全く同じにセットして、例えば同じDのコードを弾けば誰でも同じように聴こえるかというと全くそんなことはなくて、そこに込める「思い」とか「戸惑い」とか「自信」とか「気合い」とか、そういった説明出来ないものが一人一人全く違って聴こえる。電気を通して。一見矛盾しているような言い方だが、これ、事実です。見汐さんのギターの音はとても奇麗で、歌もそうだけどギターもとても自然に聴こえてくる。ステージに立ってる見汐さんが逆に不自然というか。見汐さんの部屋で彼女のギターと歌を聴いているような錯覚に陥るくらい自然というか。こういうギターを弾く人、なかなか居ないですね。貴重なギターリストだと思います。オレは好きだな。