トリプル・ブッキング以上。

さすがに疲れておりました。今日はピットインでは芳垣安洋オルケスタ・ナジ!・ナジ!、スーデラではギターの日、レディジェーンでは梅津和時不破大輔デュオ。と、夜はカブりまくりです。しかも昼には大友っちの展示の搬入があり、行くと言っていたのに裏切ってしまいました。すまん、大友っち。不義理をしてしまいました。
で、昨日梅津さんから電話があって「演歌CDの追加頼む!」とのことだったのでいずれにせよレディジェーンには行かねばならなかったのだが、もう、どこにいくのもメンドクサくなって最終的にはそのままズルズルとレディジェーンに居付いてしまいました。
梅津・不破のデュオは初めて聴く。どこかノスタルジック感を感じさせるデュオで、ジャズ!でした。それにしても梅津さんのここのところのサーキュラーとマルチフォニック奏法は凄まじいものがある。鳥肌立った。不破さんは車で来たので、渋さ呑めズ。次回また呑みましょう。客席には梁石日さんも。終了後、大木さんの話がまた強力に面白く、また危うく終電を逃すところでした。アブナイアブナイ。


ところで、Phewbikkeのカセット新譜、ようやく聴くことが出来ました。久しぶりのカセットデッキの活躍で、ガチャンとプレイボタンを押して音楽が聴こえて来た瞬間、音がいい、と驚いてしまった。デジタルの音に慣れたせいなのか、カセットという今や特殊なメディアであるという刷り込みが感覚を変えたのか、定かじゃないけれど、とにかく、いい音だ、と思った。録音、ミックス、マスタリングとかの良さもあるだろうけど、この音の良さは、なにか霊的なもの、ミュージシャンの気合いというか、入れ込み方というか、そういうのが伝わって来た音の良さの気がする。説得力が全くありませんが。
ただ、どこヘルツが何デシベル通常のCDより出ているので音が良く感じるのだといった、数値的な音の良さではないのは確か。不思議なものですね。音楽を仲介にした出し手と聴き手。その間に一体何があるのでしょう? そして「音の良さ」とは一体なんなのでしょう? phewbikke のカセットを聴いて、改めて考えさせられました。