首が回りません。

はてしなく忙しいッス。おかげでまた首〜背中にかけての痛み再発。3年ぶりくらい。首が回りません。実際にも。比喩的にも(泣)。


で、21日(火)はユニオン時代の友人Aの一周忌呑み会を横浜伊勢佐木町にて。一周忌と言っても、そういったキマリゴトとか儀式的なこととは全く無関係だったAのことだから、「一周忌」というのも名ばかりで、単なる呑み会。まあAの話題を肴に呑みましょうやという感じ。でもあれから一年かと思うと、長いような短いような。人の死も喉元過ぎれば云々で、さらに記憶、つまり頭の中のぼんやりとした映像とか声とかしか残らないのでどんどんその記憶も更新され変質してゆく。それでいいのだと思う。ただ、一生の、ある一時期をAというかけがえのないアホな友人と共に居られたということをオレは誇りに思うし、どんなに記憶が更新されようが、その事実は揺るぎないものだ。その確認のために呑むようなものだった。


22日(水)は『梅津和時、演歌を吹く』のマスタリングであった。いくつかのリバーブをセレクトし、楽器の種類によって(ちなみにアルト、ソプラノ、クラ、バスクラと、梅津さんは曲によって楽器を持ち替えております)適切な音に仕上げてゆく。弱音と強音のレベルを、バランス良く。曲間はどのように聴かせようかと気を遣って。結果、素晴らしい一枚に仕上がりました。お見事! 賛否両論必至! 泣いてます。タメてます。場末感満載です。演歌、というかムード歌謡というか、昭和高度経済成長期というか、泣いてくれるなおっ母さんというか、とにかくその頃はいいメロディが満載だった。アレンジも秀逸だった。キャバレーでは「生演奏」が売りだった。今の若い子はナマ演奏、なんて言葉知らないでしょ。ナマなんだよ。レコードじゃないんだよ。朝顔から音が出るんだから! そんな時代の至極のメロディを梅津和時が心を込めて吹きます。『梅津和時、演歌を吹く』。12月21日発売でございます。


さていよいよ明日(24日)と明々後日(26日)は今井和雄トリオ『Blood』CD発売記念ライブです。横浜エアジンにはトリスタン・ホンジンガーがゲスト参加! CD先行販売もあります。お誘い合わせのうえ、お越し下さい。
http://www.doubtmusic.com/col3.cgi?mode=dsp&no=21&num=