インストアとか。


8月8日(金)。ナスノミツルにCDを届けるのと、山本さんにジャケの相談をしにするためだけに、高円寺ショーボートに出かける。「するためだけに」というのは、あまりにも忙しいため、リハをちょっと見て、ライブ始まる前に帰ってきて仕事をしようかと思っていたのだ。山本精一吉田達也ナスノミツル石橋英子セッション+メイソン・ジョーンズ。4時入だというので、4時に行って用事を済ませてリハだけ見て、じゃあライブ始まるまでメシでも食いに行こうか、と飯を食いに行ったのが敗因だった。みんなが、さて戻るかと中華屋を出たとき、じゃ、最初だけちょっと見て途中で帰ってこよ。と一緒にショーボートまで戻ったら吉田達也にビデオ撮影のオペレータまで頼まれる始末。そのままズルズルと最後まで(大笑)。でも最後まで残ってて、逆に良かった。ハンパなく面白いセッションだった。特に英子ちゃんのフルートと山本さんのギターの絡みは実に美しく、息を呑んだ。帰宅して仕事(原稿書き)。朝7時までパソコンに向かうも、完成までには至らず。ズーンと重い気分がのしかかる。


8月9日(土)。夕刻までに原稿を終わらせて、呑みに行くぞ。と配偶者に伝えるも、まだ完成には至らず。しょうがないので呑みを優先して、原稿を後回しにすることに。呑みに行ったのは浅草橋にある、オレの大好きな居酒屋(ヒミツ)。安い、旨い、雰囲気がいい。店員さの兄ちゃんたちは皆元気がよくて、気さくで、でも、店自体には一種ゆる〜い、いい加減な雰囲気があって、最高に和める居酒屋だ。ただでさえ混んでるので、あまり人には教えたくないのだ。まぁ知ってる人は知ってると思いますが。原稿書きが残っているので、ある程度のところでビールはセーブしておいて、朝6時までかかって入稿。一段落ついたが実はまだ2本、原稿が残っている。


8月10日(日)。8時半より blacksheep インストア・フリー・ライブ@ディスクユニオン新宿ジャズ館。新宿ジャズ館の連中もセッティングと客入れは手慣れたもので、実に手際が良い。さて客入れしてそろそろ演奏開始かな、と思ってたところに、いきなり、何の予告もなく、小山彰太さんが作務衣と雪駄でふらりと現れ、blacksheepの演奏に加わる。予期していなかったことなので、感激。彰太さん、blachskeepの比較的込み入ったリズムの曲にも金物パーカッションで楽しそうに合わせてゆく。特に演奏終了は、譜面も見てないのにピタッと決めるところなんか、やはりタダモノじゃない。で、演奏途中で新宿は豪雨に見舞われた。一瞬のうちに、空の水が全部落ちてる((c)陽水さん/「夕立」)感じ。激しい雨の轟音の中、blacksheepの音も徐々に激しくなって、演奏が終わった瞬間、ピッタリと雨が止んだ。なんと素晴らしいタイミング!
来ていただいた方々、CDお買上げの方々、ユニオン新宿店のスタッフのみんな、blacksheepの3人、そして小山彰太さん、ありがとうございました! 彰太さん、去り際も実にカッコ良かった。握手して「ありがとう」と言ってさっそうとJR方面に歩いて行った。
しばらくジャズ館の片付けをしつつ、blacksheepの3人と「まるでマイケル・ジャクソン状態だ。CD屋さんの貸し切りだ」などと言いつつCDを見ていると、スガダイローのケータイに彰太さんから電話が入り「オレ、CD持ってきてたんだけど、そこに忘れてない?」...最後の最後までカッコいい彰太さんなのであった。
blacksheep、公式に発売になりました。ユニオンはもちろんのこと、いろんなお店でお買い求めいただけます。よろしくお願いいたします(なお、CDには小山彰太さんは参加されておりません)。