CDヘビロ。

で、ウリチパン郡『ジャイアント・クラブ』なんだけど、すげーいいな、このCD。このメロディやコードのひねくれ方とあまりにストレートなヴォーカルが、オレのハートをぐっと捕まえた。まだ3廻りくらいしか聴いてないけど、特に3曲目なんかXTC好きのオレにとってはまさにツボで、この曲はヘヴィーローテーションだ。素晴らしい! 心ある音楽ファンに届くといいね。
それから、以前大友良英のブログでナンシーのフェスに行ったときのゲタチュウ・メクリアというエチオピアのじいさんのサックス奏者が紹介されてたのを覚えていらっしゃるだろうか。えーとね、ここだ → http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/20080510
ちょっと気になってはいたのだが、そのフェスでのゲタチュウ+THE EXの演奏を芳垣安洋が撮った動画というのを芳垣さんのパソコンの画面で見せてもらったのだが、これがめちゃくちゃ笑った。その動画には一番前のかぶり付きで彼らの演奏を見つめている大友っちの後頭部とか、そのちょっと後ろで笑いながら見ている山本精一の姿も写ってて、それも笑ったのだが、なんといってもゲタチュウとTHE EXの演歌とパンクを無理矢理合体させたような演奏にガツーンとヤラレてしまって、CDを買い求めてしまった。ほとんどのCD屋さんには在庫を置いておらず、ゲタチュウさんのリーダー作はアマゾンで最後の一枚、THE EXとの演奏のヤツは京都パララックス(通販)で購入(さすが、パララックス。エラい!)。これも今へヴィーローテーション中で、何度聴いても笑える。エチオピアってちょっとチェック不足だった。5音ペンタってアフリカはじめ様々な地域でのデフォルトだけど、音符の並びがあまりにも日本の演歌とか民謡に近似なのだろう。しかもEXの連中はマジメにカッティングとかしてるし。アジっぽいヴォイスとか入れてくるし。いや〜、こういうスコーンとあまりにも青天の霹靂なものは、ついつい笑ってしまうのだ。演歌っぽいから笑ってしまうというのもあるけど、青天の霹靂。という事態に笑ってしまうのだった。