吉祥寺にて。

ようやく夏らしい天候になってきた。晴れるとやはり何となくうきうきしますね。そんなわけで月曜日は久しぶりに日光に当たろうと思い、自転車で東京の東方面へ赴いた。私の家の南東方面というと、ついつい秋葉を通ってしまうのでついついタワレコなんかに行っちゃうわけで、ついついザッパの『ダブ・ルーム・スペシャル』DVDやリチャード・トンプソンの新譜など購入してしまうわけです。そして早く見たい、聴きたいというわけで家に帰ってきて観たり聴いたりしてしまうわけですね。せっかく晴れてるのに。
水曜日は今堀恒雄吉田達也の第二弾の録音@吉祥寺GOKサウンドですよ。スタジオに行くと様々なシーンで聞き慣れたでかい声が響き渡っている。キャロサンプ野田だ。なんと隣のスタジオではONJOの面々がリハ中。面々に「なぜお前がここにいる」だの「何しにきたのだ」などと詰られつつわれわれは隣のスタジオに。彼らとは晩飯時間にも同じトンカツ屋で出会うことになる。そこでも「オレらの晩飯はダウトミュージック持ちか」だの「男ばかりでトンカツを食ってムサい」だのと詰られることになる。
録音は二人のデュオ・インプロヴィゼイションと、今堀恒雄の持ってきた驚異的なフレージングの断片(楽譜がスゴいことに・苦笑)と、吉田達也が持ってきた既にエディットしてある今堀恒雄のギターソロの断片に吉田達也が怒濤のドラミングの録音(複雑ですいません)。あと、吉田達也が持ってきた「原子心母を彷彿とさせる楽曲」(本人談)。全く原子心母じゃないところがミソ。全部で80〜90分くらいは録ったのかな? これを前回と同じように、そのまま使うところもあれば思いきりエディットして使うところもある。で、前回とかなり異なるところはお互いの音をお互いがエディットし合うところにある。つまり今堀恒雄のギターの音を吉田達也がエディットし、吉田達也のドラムの音を今堀恒雄がエディットする。つまり自分の出した音を相手に委ねてしまうところ。これによって今堀恒雄のギターの音は吉田達也の思うように切断・分解・再構築され、吉田達也のドラムの音は今堀恒雄の思うように切断・分解・再構築される。これがうまく行くかどうか、私も分かりません(笑)。いつ発売かも決めてません。進展あり次第このブログ上で発表してゆきます。お楽しみに!
録音を終えて、吉田達也と、「あー今日も車だよ。くそービール呑みてーなー」と悔しがる今堀くんと分かれて軽くビールを呑んで帰ってくる。帰り際、酔っ払って道に寝込む若者、それを介抱する若者、地べたに座り込んで話し込んでる若者たち。うんざり。あー中央線沿線にはやっぱりオレは住めねー。