ようやく一段落。

ようやく一段落。17日はまた異常に忙しかった。忙しい上にパソコンの障害が出てまいった。ゼロ、P、+、?、他数種、とリターンキーが働かなくなったのだ。緊急対策としてリターンキーはテンキー(私はノートなのです)をつけて対応、文字群は「キー配列」の画面をマウスでクリックして「緊急P表」を作成してそこからコピぺして対応。『ぱぴぷぺぽパピプぺポpPpP;;・?〜「{[ 』が常にデスクトップに出ております。パソコンと打つとアソコンとなり、なんだかまぬけ。
最近行ったライブ。9日(月)アシッド・マザーゴング@初台ドアーズ。12日(木)大友良英サウンドトラックス@吉祥寺マンダラII。16日(月)大文字+是巨人=大巨人@吉祥寺マンダラII。
そして仕事内容は、仮マスタリングのデータ作ったり、吉田達也今堀恒雄とやりとりしたり、ジャケの件で佐々木暁とやりとりしたり、ジャケ印刷代の見積お願いしたり、ジャケのフィルム出しにリスマチックに行ったり、入稿したり、フライヤーが届いて梱包発送したり、海外のオーダーが来て梱包発送したり、とまあ目まぐるしく動き回っていた。その間も、パソコン障害はじめ、トラブル続出! いやーなんだかんだ言って楽しかったよ! なんだか細々としたトラブルが皆無だとスムーズに仕事が進むんだろうけど、細々としたトラブルはあった方が楽しいことを実感した。あとはジャケの色校と最終マスタリングとプレスを残すのみ。お楽しみに! あ、ウェブサイトの方は明日昼頃に更新されます。吉田達也今堀恒雄/テリトリー(dmf-112)情報。ここ→http://www.mirai.ne.jp/~h-baba/himitukiti/discography/2006_territory.htmlに既に情報が掲載されております。さすが! 本家レーベルより早い情報。馬場さん、ありがとう! ちなみにこのCDのフライヤーも作りました。そこには全曲ひとことコメントなる文章も載せました。我ながら的確なコメントになったと思う(笑)。P-hourとその前夜祭で第一弾を配ります。あとは、なし崩し的にオレが行くライブとかレコ屋とか様々なところで。
最近実に面白かった本。『官能小説用語表現辞典』(永田守弘・編/ちくま文庫
素晴らしい! 2002年にマガジンハウスから刊行された時、何故私は注目していなかったのか。その文庫化。文庫は「絶頂表現」の項を加筆。目次は女性器、男性器、声、オノマトペ、絶頂表現と大雑把に別れており、その中で50音順に官能小説に出てくる表現法とその例文が羅列されている。あたかも純文学のごとく表現されるその隠語は、笑えるのと同時に、改めて言葉による表現方法はかくもきわめて多彩であるのかと驚かされる。男性器の「に」辺りは圧巻だ。肉亀から始まって、肉竿、肉根、肉弾頭という定番はまだしも、肉ホース、肉の杵、肉地蔵、などにいたってはいささか大仰であるとさえ思えるほどの表現が感動的ですらある。女性器は肉園、花芯、密唇、などが定番であろうが、安達ヶ原の黒塚とか形状記憶合金とか肉の宮殿とかカトリーヌとか、もうわけがわからないほどのめくるめく世界だ。上品な表現から下品な表現まで、官能小説を書く人のために編んだという、いたって真面目な意図であるらしい。官能の言葉は全く大変だよ。ちくま文庫はホントに面白い本出すなー。