一週間の出来事。

GW空けて、既に一度目の土日を過ぎてしまった。一週間以上も書き込みを空けたのは初めてだ。まぁ色々と理由はあって、忙しかったとか、文章を書くのがめんどくさかったとか、酔っぱらっていたとか、早く寝たかったとか、そういった、まぁ大した理由ではない。
この一週間のトピックをざっと眺めてみると、
6日(土)夕方某企画の打ち合わせ。その後配偶者の妹が遊びに来たので配偶者と3人で呑みに出る。
8日(月)何してたんだろ?手帳は真っ白。
9日(火)ONJO音源を吉祥寺GOKサウンド・近藤さんに持っていったついでに是巨人のレコーディングに遊びに行く。単に遊びに行っただけだったのだが、少しだけ手伝ったりする。
10日(水)ナスノミツル弾きっぱなし(ウンベルティポ・トリオ、アルタード・ステイツ、是巨人)@吉祥寺スターパインズ・カフェへ。アルタードのCDを先行販売する。二日連続の是巨人で新曲をほとんど覚えてしまった。以降、フレーズとかリフとかが頭から離れなくなり、悩まされる。
11日(木)NHKライブビートアルタード収録に全て立ち会う。空き時間に松山晋也アルタード・インタビュー(来月のCDジャーナルに掲載されます)。内橋和久、佐藤英孝(NHK)と3時過ぎまで呑み。
13日(土)ある用事(後述)があってなんと配偶者と共に柏市まで出かける。雨の中。初めてつくばエクスプレスに乗車。
14日(日)たこ焼き器導入。さっそく配偶者と二人でたこ焼き作業開始。無言。真剣。きれいに丸くなって行くたこ焼きを見ていると何か平安な気分になる。喰っていけなくなったらたこ焼き屋でもやるか。

さて、ここのところ玉置浩二のうたばかり聴いている。ここ一週間で購入した玉置浩二のCDは10枚以上に及んだ。中古がなかなかないのでアマゾンとかタワーとかでほとんど新品で買ったから3万円以上購入したことになる。特に見つからなかったのが『スペード』で、アマゾンでは8〜10日で出荷、となっていたので、そんなに待ってられねーよとか思って、色々なCDショップに電話してもほとんど在庫していない。結局見つかったのは石丸の南柏店のみで、わざわざ雨の中そこまで購入しに行ったのだった。こういうのを本当の音楽ファンというのだよ。世間的には頭がおかしいヤツというのだよ。それにしてもほとんどのCDショップは旧譜を全て切り捨てる方針なのですね。これに関しては言いたいことが山ほどあるが、ここで言っていたらスペースが無くなるので今度まとめて言うことにして、とにかく『玉置浩二・幸せになるために生まれてきたんだから』という本を読んで聴いてみた『カリント工場の煙突の上に』というCDが、オレのハートにガツーンと来たのだった。玉置浩二のパブリックイメージをぶち壊すような、全ての弱さをさらけ出したような、泥臭くカッコ悪い詞とうた。本にも書いてあったが、よくこんなCDをソニーがリリースしたもんだ。歌手としてのパブリックイメージを自ら捨てたとも言える、このアルバムが玉置のソロのスタートなのであった(ディスコグラフィー的には2枚目なのだが)。玉置自らが「奇跡のアルバム」だというのには二重の意味がある。ひとつはこれがソニーからリリースされたこと。もうひとつはまさにいちアーチストがこういった重いアルバムを作り上げたという奇跡。
玉置浩二は、オレにとっては出身地が一緒なのは嬉しいが音楽的には射程内には全く入っていなかった(というか、聴きもせすに勝手にそう思いこんでいた)ので、旭川からこんな素晴らしい歌手が出たことに改めて誇りに感じた。
唯一の不満は『カリント工場』を除いて、やはりうたに拮抗すべき楽器群(特にライブ)がやはり無難な演奏で、「いかにもJ−ポップ」のプロダクションであるということ。楽器の演奏はやはり「うたのバック」であるという解釈がなされプロデューシングがなされているということ。それはこういった音楽のシステム上、しょうがないことなのかも知れない。でも、オーバーダブなしの玉置のギター一本ナマ弾き語りを是非聴いてみたい。圧倒的な歌唱力に対する演奏が無難であればあるほど、それはかえってうたを邪魔しているように思えてならないのだ。このうたの力を削ぐようなありきたりのプロダクションにはやはりどうしても興味を持てない。