ONJO 名古屋TOKUZO・京都同志社大ハーディホール。

ONJOのツアー同行記。
2月11日(土)
私は新幹線で3時頃名古屋に到着しホテルのチェックインを済ませてすぐに得三へ向かう。名古屋の街は初めてで、方向音痴の私としては完璧なまでにホテルと得三の道順をメモしていったのだが、新幹線の中では偶然トモミちゃん・サトコちゃんという、東京からわざわざONJOツアーを見に来てくれた女性と会い、おかげでスムースに地下鉄に乗り換えられ、得三周辺でまたまた偶然カヒミさんのマネージャー・真崎さんに会い、めっちゃ楽ちんに得三に到着。録音することに関する連絡が各々うまく取れておらず、バタバタするがエンジニアの臼井さんにお願いしてなんとかマルチで回せることに。会場は満員電車状態。私は照明席の横を陣取り上からONJOの演奏全貌を目撃。石川・笙、Sachiko M・サイン波、高良・弓弾きヴァイブが本当に美しい。タイセイ横笛、水谷ベース、芳垣ドラムのメモリが断片的に人力ループされ、結局20分以上に及んだ「Straight Up & Down」、エンディング「クライマーズ・ハイ」のアルフレッドのソロからなだれ込むテーマの力強さ。
それにしても得三のバイトの女の子は元気が良くて素晴らしかった。ホレちゃったよ。打ち上げは近くの中華屋ピカイチにて。店長森田さん、エンジニア臼井さんも参加して、みんな各々のテーブルを行ったり来たりして盛り上がる。閉店時間に合わせ、2時近くにお開き。明日もあるしね。
2月12日(日)
7時半起床。シャワーを浴びていろいろと準備して10時チェックアウト。名古屋駅前のビックカメラにて録音データ用外付けHDを購入。そのまますぐに京都へ向かう。主催の田村くんとエンジニアの佐藤さん一行は会場入り9時ということなのでサウンドの近藤さんと私は先に行ってマルチの録音トラックなどの打ち合わせ。なんせ大所帯なのでライブ用のトラック振り分けはけっこう頭を使う。結局ホテルのチェックインもサウンドチェック中に。同志社大学の寒梅館という建物の中にあるハーディホールというのはとても立派なホール。寒梅館自体が新しいらしくものすごくハイソサエティ。学食なんかめっちゃおしゃれでびっくり。ホールの整然さは京大の西部講堂とは雲泥の差である(笑)。全館禁煙だし。タバコは雪がチラつく外で嗜む、と。
同志社大のヘルパーの学生は無料と言うこともあって500人くらいは入ってたんじゃないかな。ものすごい人の量。盛り上がってる感じ。私はステージ脇の録音ブース、録音エンジニア佐藤さんの横で終始見ていたのだった。宇波くんが真正面。したがって会場にどのようなサウンドが響いていたかは分からないのだ。サウンドチェックの時もホテルのチェックインに行ってたし。でもリハの最後の方だけ聴けたけど、けっこういい感じで鳴ってたんじゃないかな。大蔵、研太、アルフレッドの3管フロントは各々の個性が抜群にブレンドされててすごくいい感じ。研太の「Straight〜」のエンディング・テーマの、極端なタイム感覚は異常に感銘を受けた。
終了後石橋さんと共に販売ブースを手伝う。女の子二人組から「さっき大友さんがMCで言ってたサイテーのジャケットのCDってどれですか?」と訊かれたので、「あぁ、宇波くんのこの辺のCDだよ。最悪でしょ?」と言うと「え〜、可愛いじゃないですかぁ。」と言われた。特に『熱海』がいい、と。hibariレーベル2枚購入。その感覚のズレにオレは完全にオヤジを意識したよ。ちょっと衝撃だった。そんなこんなでCDブースはスゴイ人だかり。楽しかった。やっぱ直接お客さんと話せるのがオレは楽しいんだよね。
打ち上げはいつもの吉田屋さん。北海道から沼山さんが来たり、山本精一が「体ダルいから打ち上げは行かへんわ。」と言いつつ吉田屋に登場して打ち上げに参加したり、細川周平さんと知り合ったり、研太とものすごく真面目にディープなサックス・ソロ談義をしたり、まぁ阿鼻叫喚の打ち上げであった。大友良英はこの打ち上げのために音楽をやっているとも噂されている。
2月13日(月)
疲れた。録音もあったので気を遣ったせいか。それとも打ち上げ疲れか(なんと贅沢な)。10時にホテルをチェックアウトしてカフェでちょっと仮眠。お昼頃パララックス・レコードに未支払金の取り立てへ。森くんとしばらく話して結局取り立て金の一部でCDを4枚も購入してしまう。観光でもしようと思ったが疲れたしメンドクサイので止めた。新幹線の中で爆睡。新横浜のちょっと手前まで爆睡。結局ONJOの4箇所のライブは全て録音した。さて、どのように出そうか。色々考えてみよう。
野田っち、佐恵ちゃん、田村さん。お疲れさまでした。そして音楽家をはじめツアーに関わった全ての方々に感謝!