話すマニュアル。

なんだかここ数日急に気温が下がって、治りかけてた風邪がなかなか治らない。咳が出る。乾いた咳が。そしてついでに頸椎関連の痛みがまたやってきた。もうすっかり治ったのでカイロプラクティックに行っていなかったのだが、また行かなきゃならん。首が回らん。
本日は3時半に赤坂の某会社に広報へ。私もちょくちょくお世話になっている雑誌である。編集長は元某雑誌で編集長をやっていた方。その頃からの知り合い。大友・さがゆきの作品とONJOの広告宣伝。もうすでにけっこう雑誌社を回った。しかし広告・営業というのはなかなか難しいもので、こちらの意図をどのように伝えるかがとても重要なポイントになる。マニュアルがあるわけじゃないのでその都度即興で話しているのだが、いつも話が前後したりして、話し下手な自分を必ず自覚する。話し下手といっても、まぁ客観的にみつめてみると私より話し下手な人は数多くいるわけで、でもその話し下手の人が話すと話が上手い人が話すよりも妙な説得力を感じたりして、それはもしかして話の内容とか話す手順・テクニックなどよりも声質とか表情、ボディライゲージ、切り込みのタイミング、とか、そういった「話」に付随する様々な要素が比較的大きく左右しているというのは確実にあるだろう。勉強不足を晒すようだが、たぶんこういったことを研究発表している人はいらっしゃるだろう。ちょっと興味深い。が、それが営業マニュアルに利用されたりすると一瞬にしてヒクけど。全てのことは経済行為に収束するように世の中はなっているのだろうか。なっているんだな、きっと。
ところでマニュアルに則ってする・される行為ほど私にとって気味の悪いものはない。チェーン店の接客とか、営業マニュアル喋り/電話対応とか、提灯記事とか、社交辞令とか、その他諸々の行為。マニュアルっていうのは極端にいうとひとに思考をさせないための便利な道具なんだね。そして何も考えずにマニュアルに則っているととても楽ちんなんだな。だから人々は積極的にマニュアルに則ろうとするし、思考をさせないためにマニュアルを作ろうとする人々もいる。不愉快だ。だから私の前ではどうかみなさんマニュアルに則らないでくださいね(笑)。
ONJOの制作は大詰めになってきた。音は確定したし、ジャケットも決まりつつある。これからが忙しいのです。のんびりと日記など書いているヒマはないのだが趣味なのでついつい書いてしまうオレがいる。