平均的に来ない。

私はそういう星の元に生まれてるのか、と時々思わざるを得ないのだが、普段はヒマにしているのに忙しいときは一気に忙しさが襲ってくる。今日もそうだった。一時期、電話が鳴りっぱなしであった。次から次へと電話が来る。それも全部違う人である。正確に言えば私の電話中に留守電が入ってて、折り返しそこにかけてその電話が終わるとまた別の人から電話がかかってくるといった具合。今日はそれに宅配便の集荷が加わったりして一時はパニックに陥った。思い起こせばディスクユニオンで働いているときもそうだった。そういう時が必ず襲ってきて私はパニックになっていたのだった。汗をかいたりする。暑くもないのに汗をかいたりするのだ。カッコ悪いことこの上なかった。本当はもっとドンと構えていたいのだ。電話中に他から電話がかかってきたくらいでパニックになってもしょーがないではないか。そんなみみっちことで。情けないよ自分が。
ああ、それで思い出したが、店舗で働いているときは、面白い現象があった。店が空いてるときに限って、つまり売り上げが悪いときに限ってレジが一気に混むのだ。その一気混み以外の時間は全く閑散としているのに。逆に売り上げがいいときは、常にレジが稼働していて、一気混みのようにある時間帯のみに集中するというのは稀である。気がついたら、え?今日売り上げこんなにいいの?みたいな。もちろん夕刻など混むときは混むのだが閑散とした日の一気混みとは空気感が違う。
私が客の時も3、4人しかいないコンビニでレジに向かおうとすると、その3、4人が一気にレジに向かうということを何度も経験している。何かある、と前から思っているのだが解明できない。ある人は「多分閑散時は一人がレジに向かうと自分だけ店舗に残されるようでイヤだから釣られてみんなレジに向かうんだよ。」と説明したが、少なくとも私が客の場合はそういうことはない。買い物のセレクトが済んでいないのにレジに向かうことはあり得ない。つまり私を含めてその3、4人は申し合わせることなく、同時に買い物のセレクトを済ませてレジに向かうのだ。シンクロニシティが起きているのだ。私の予想では。
このシンクロニシティは、研究されているのだろうか。まぁ研究されてるんだろうな。マーケティング心理とか、そっち方面で。
夜、三上寛を聴き続けた。IMJに原稿を書くためだ。それにしてもやはり三上寛は凄い。生きていることの恥を問われる気分だ。