マツ・グスタフソン他。

図書館で数件調べものをして、一件原稿を入稿。あとはひたすらCDR焼き/プロモ配布の続き。ディスクユニオンには私が営業に行った。本社が去年引っ越しをし、その本社に初めて訪問した。すごく広い。ものすごい数の人々がパソコンに向かって仕事をしている。圧巻の眺めである。バリトン・ソロということでジャズ担当者はあまり興味を示してくれなかった。が、作品自体の良さは聴いてもらえれば分かると思うので、なんとか聴いてほしいと嘆願。特にアルバート・アイラーが'62年のスウェーデン演旅のときに、その曲にインスパイアされて「ゴースト」を作曲したという2曲目の「トーパルヴィサ」の圧倒的なバリトンは、あり得ないほど素晴らしい演奏なので是非、と。
以前日記にも書いたがマツ・グスタフソンはアイラーをとてもリスペクトしていて、去年リリースされたアイラー・ボックスの制作にも協力している。彼がその曲を吹くということは、ある意味彼の全精力をかけた、賭のようなものでもあるわけだ。この演奏は本当に素晴らしいので皆さんにも是非きいていただきたいと思います。
ウェブサイトようやく更新しました → http://www.doubtmusic.com/new.html
ジャケットは引き続き佐々木暁さんによるもの。相変わらずカッコいいデザインをしていただいた。
夜中ヨーロッパにいる大友良英から電話。中身が入っていないCDが存在するぞ、と。バットで後頭部を殴られたような衝撃だった。信じられなかったが事実のようだ。夜中にさっそくその中身の配送手配。全て自分でCDをセッティングしているのだが、どこでどうミスったのだろう。気絶しながらCDをセッティングしていたのかも知れない。そんなこんなで軽く死にたくなりました。(←この「軽く死にたくなりました」という言い回しのオリジナルはNHKの佐藤くんです。佐藤さん、無許可にて使用させていただきました。)冗談抜きで落ち込んでおります、自分の愚かさに。