色々と楽しい。

大友良英/ギター・ソロ(doubtmusic / dms-101)は明日か明後日、正式に店頭に並びます。このアルバムの特徴は...
(1)ジャケットに穴が開いています。その穴からテントウ虫が見えて可愛いです。
(2)ノイジーな演奏と美しい演奏の並列です。両方同等に(同価値で)聴いていただきたい。
(3)無理矢理カテゴライズするのはやめましょう。ジャズかノイズかなんてどうだっていいことじゃないですか。カテゴライズするとすれば、これは「大友良英の音楽」です。
(4)バーコードとか余計なもんはありません。このウザいものたちを省くことによってCDジャケットのデザインがとても美しいものになりました。
まあ宣伝になってしまいましたが、買って聴いてください。よろしくです。というわけで、今日は直取引店舗さんへの梱包発送作業、メタカンパニーに行ってサンプル盤のシール貼り、都内店舗へ納品、という久しぶりに仕事らしい仕事をした。高円寺円盤→中野タコシェ→渋谷ontonsonへと納品に行った。途中寄り道として高円寺美音堂事務所(なんか定例になった)、新宿ピットイン、新宿桂花ラーメン、渋谷のなんとかいうカフェ。新宿ピットインは本日藤井郷子さんのオーケストラ。悠雅彦さんと松尾史郎さんに遭遇。
その後淡路町明石に移動してユニオン連中と呑み(臼井、篠崎、川井、生島)。篠崎と呑むのは久しぶりであった。話題はとんでもなく下品な話に。ここではとてもじゃないが書けないほど下劣で低俗な話題。もう、今酔いが醒めたクールな頭で考えると信じられないけど、呑んでる時ってメチャメチャ盛り上がるんだよね、こういう話題って。もうサイテー。だけど面白い。キッカケは多分いまオレが読んでる『熟女の旅』松沢呉一著(ちくま文庫)だったであろう。内容は推して知るべし。
ontonsonでCDを買ったのだが、これがとてもいい。渋谷慶一郎 / atak000。斎藤健一という、昔一緒に演ってたギタリストからの紹介で聴いてみたのだが、ジャケットがまず、いい。これは負けた(笑)。テクノ・音響系の匿名性を全面に出した、まぁありがちなジャケだなと最初は思ったのだが、それは視覚の問題で、触覚が、やられたと思った。これは購入した人にしか分からないことになっている。素晴らしいつくり。音も実にオレ好みで、心地良い。ジャズに傾倒していたここ数年、世の中の動きを全く把握していなかったが、こんな面白いことやってる人がわんさといるんだろうな。つくづく勉強不足だな、オレ。こういった新鮮な空気を感じると、オレは本当に嬉しくなるのだ。その動きを知ってる人にとっては「何を今更。」とか笑われるんだろうが、こういう個人的な経験の新鮮度合いはたとえ時期がズレていようとオレには全く問題にはならない。
情報過多のこのご時世に、たまたまこの「美術品」に出会えたことの偶然を純粋に喜びたいと思う。健ちゃん、ontonsonの南波さん、吉本美加ちゃん、ありがとう!