プロモのこと。

ヨメが朝方、トイレでゲロ吐いてたりなんかしててよく眠れず、朝8時頃起きてしまう。単なる空腹に酒かっこんだので悪酔いしたらしく、心配かけるなよな、つーか酒呑んでゲロ吐くくらいなら酒呑むなよな。もーホントに。しかしヨメは「吐く」ことに関してはさほど苦労しないらしく、そんなにたいしたことではないらしい。オレにとって「吐く」ことは一大事である。もう鼻からも出るわ涙も出るわもうこんなに苦しいなら死んだ方がマシだと、これまでの人生のうちで何度思ったことか。
そんなこんなで朝早く起きたので、すぐに仕事を開始できたおかげで、メタカンパニーに『完全版・緑色革命』のプロモ用CDRを昼までに持って行くことができた。来週の頭に到着予定だったので、各店舗には本日の発送に間に合うことになる。ヨメが朝方ゲロ吐いて朝早く起きてしまったおかげで、数日早くプロモコピーがバイヤーの手に渡ることになる。これはラッキ−だ。ショップのバイヤーも様々なレーベルから毎日のようにプロモコピーが届くと思うが、もう全て聴くだけで大変な仕事だろう。もしかしたら聴かれないことも多々あるだろう。聴かれないということはそのままゴミ箱に放り投げられている可能性もゼロとは言えない。それでもプロモコピーを作る。聴いてもらうために作るのだが、聴かれないかも知れない。そして聴いてもらうことによって「こりゃ売れないわ」と、逆効果になることだってありうる。そんなことを考えるととても虚しい気もするが、「レーベルにとっても店舗にとっても、売り言葉よりも音自体が最大の資料となる」という、ある意味実にナイーヴな、ある意味実に非効率的な、ある意味実に反資本主義的な定立を信用するしかないような気もするのだ。それとも「この音楽の良さを分ってもらってたくさん売ってもらう」にはやはり売り言葉の力なのだろうか。いまだに分らずにいる。しかし最近はPV(プロモーション・ヴィデオ)がデフォルトになってもいるので、音や言葉はホントに弱くなって来ているのかも知れない。


午後。撤去された自転車を奪還しに行く。5,000円取られる。ワイヤーの鍵が切断されて撤去されたので弁償せよ、とゴネると新品のワイヤー鍵をもらえたが、番号合わせのやつでめんどくさい。5,000円も取るなよな行政。ま、オレも不運だったんですが。←全く反省しておりません!! 反省なんかしません、この件に関しては。