柳橋。

Sachiko M、中村としまる、大友良英柳橋パラボリカ・ビス=ペヨトル工房夜想のギャラリーで、約二時間の軟禁ライブ。軟禁と聞いて、始まる前におしっこに行く人多数。私も心配なので一応行っといたが、やっぱり途中でおしっこに行きたくなった。我慢できる尿意だったので最後まで音に集中出来たのは幸い。約二時間、音に集中していたわけだが、途中ホントに色々なことを考えた。いけない聴き方である。私はモノを考えずに、純粋に音だけを聴きたい。しかし言葉と知識がその邪魔をする。「純粋に聴く」ことは一生出来ないのだ。断片的な言葉とそれをつなげる論理が頭の中を駆け巡る。途中でそれがめんどくさくなってきたのでふと気を抜くと、音の楽しさが見えてきたりする。人は言葉の呪縛とその解放とに宙づりになって(音楽に限らず)生を全うするのだ。それが今日の音楽の結論だ。ずいぶん大層な結論になってしまったな。
ショップのブースで丸尾末広の『少女椿』の主人公であるところのみどりちゃんのケータイストラップと、石井隆『魔樂 Maraque』(コミックス)を購入。さすがペヨトル工房ショップ! 打ち上げに参加して楽しい時を過ごす。