ナスノミツルの音楽。

doubtwayoflife2008-03-16

確定申告も無事終わって、月曜日に提出するだけとなった。嬉しい。といったわけで、日記もしばらくご無沙汰しておりましたが、私は元気です。さて土曜日、レディジェーンでウンベルティポ・デュオ(今堀・ナスノ)を見に行きまして、その前週は同じ場所で大友モジュレーション・レコ発・ライブを見に行きまして、つまり二週連続でレディジェーンに居たわけでありまして、大木さん、すいません、色々と気遣っていただきまして。
で、先週の大友良英のMCでも、ナスノミツルの相変わらずツボを心得ないMCでも発表されましたように、今度ナスノミツルのCDを出します。発売予定は一応5月11日の予定です。なんと9年前に録音された7曲に、一曲だけ新録を加えたものでありまして、その新録一曲というのが、次のナスノミツルのCDに、全く姿を変えて録音される予定のデモ、いわば予告編ボーナス・トラックみたいなものです。次のアルバムはいつ発売かは未定。で、本編の7曲は実に素晴らしい出来というか、ナスノー! オメェ何で9年間もこんないい録音を放っといたんだよ! と思わずナスノミツルを叱りつけたくなるほどのいい音楽なのです。参加メンツは大友良英鬼怒無月、益子ふみえ、サム・ベネット芳垣安洋、磯田収、益子樹田中悠美子。曲ごとにトリオやデュオでの演奏。新録の方は南方美智子。そして変なノイズ参加でオレ。詳細は今しばらくお待ちください。ダウトミュージック公式サイト(わはは。こう書くととても偉そうな響きだな。)にて発表いたします。なんとか予定の5月11日には間に合わせたいところ。
また、ほぼ同時にナスノミツルの全く別のプロジェクトのCDも発売される予定。こちらの方は灰野敬二石橋英子との演奏。この日記にも時々登場する片山くんのパーフェクト・ミュージックより(たぶん)。
というわけで今年はナスノミツル大ブレイクの年になる予定です。年末NHK紅白歌合戦に出演する希望も遠からず!!


すっかり春ですなー。ここんところ数年は全く音楽雑誌を読んでいなかったので、新譜関連に全く疎かったのだけれども、こないだミュージック・マガジンマーク・ラパポートが今堀・吉田『DOTS』の評を書いてくれたので、久ーしぶりにミュージックマガジンを購入して読んだ。一番気になったのはハンク・ロバーツ(cello)の新譜で、マルク・デュクレ(g)とジム・ブラック(ds)がサポート。昨日ようやくディスクユニオン新宿ジャズ館で購入。
柔らかで優しくうっとりとするような曲ばかりで、あーいいなぁ素晴らしいなぁと感激することしきり。『バーズ・オブ・プレイ』にいたく感激した十数年前のオレの中での感覚はまぁあまり変わり映えがない。マルク・デュクレのギターも相変わらずどうしてオレをこうまで興奮させるのだろうか、というオレのツボ的なギターで、嬉しくなる。WINTER & WINTERのステファンにちょっと嫉妬。彼には5年前くらいにカンヌのMIDEMという音楽見本祭みたいな会場で会った。向こうは覚えてないだろーな。でもWINTER & WINTERは相変わらずいい音楽を出してるな、と勇気づけられたりもする。


遅れてる仕事がひとつあって、今堀・吉田『DOTS』宣伝ビラである。発売から既に一ヶ月近く経ってしまった。まぁいいでしょう。今の時代の速さに逆行することも是またをかし。そのうち作りますわ。


さいごに、この映像。
『セイヴド』は世間的、ボブ・ディラン教的には全く評価されていないアルバムだけど、オレはとても好きだ。自称・客観的な音楽評論ほど胡散臭いものはないです、ハイ。
http://jp.youtube.com/watch?v=Mzrl13XMD6U